シドニーオリンピック２０００　アジア地区最終予選壮行試合
Ｕ−２２日本代表対Ｕ−２２韓国代表
1999.9.7

　平成11年９月７日、日本ラウンドはその攻撃ばかりが目立った日本代表が最終予選に向けてライバル韓国と激突しました。僕らおちサークルは９人で観戦、因縁の日韓戦、燃えてきました。

　この日は平日だったからでしょうか、早朝から並んだのですが（学校は…？？）さすがの日韓戦といえど、サポーターはまだそれほど並んでいませんでした。

　この日の注目はなんと言っても中田英寿のオリンピック代表初登場です。小野伸二のケガもその召集のわけのひとつでしょうがU-22、1977年１月１日以降生まれのオリンピック代表にギリギリ入れるヒデが帰ってきました。

　試合はっ！！みなさんご存知でしょうか！？五輪代表同士の対戦としては、1959年のローマ五輪予選に１−０で勝って以来、40年ぶりとなる韓国戦の白星！！40年ぶりですよ！しかも４−１の圧勝！！

　この日の試合はヒデ以外にも注目はディフェンスでした。日本の高い攻撃力は、一次予選の５２得点が証明しています。あまりに力が開き過ぎた試合続きで推し量れなかったのは３バック中心の守備。実戦での完成度を試すには、この韓国戦、絶好の機会といえました。１次予選では攻められるなんてことがまずなかった、でも今回相手は韓国、何度かピンチはありました。

　しかし日本の失点は後半ロスタイムの１点だけ、ロスタイムに失点するフル代表からの悪いところはありましたが、宮本を中心とした３バックが韓国の３トップを抑えたのは大きな収穫だったと思います。

　さて、たいしてサッカーの事を分かってない僕のうんちくは置いといて、この試合やっぱり韓国から４点ももぎ取った攻撃陣！若い代表の最大の魅力はフル代表と違って点が取れるこの攻撃陣でしょう。とにかく「格がちがうなぁ〜」と思わせてくれたのがヒデ！「ヒデってあんなにすごかったっけ！！」ず〜っと見てきた僕らも改めてびっくりしました。パスが速いのなんの！平瀬や福田が追いつけない場面も多々ありました。

　韓国では有能なサッカー選手は大学に入って、それからプロと言うのが一般的な流れのようで、そう言った意味ではU-22ではほとんど大学生の韓国相手に、全員がプロの日本は負けるわけにはいかない試合でした。前半22分に福田が先制し、６分後には平瀬が追加点。後半には平瀬、遠藤がゴールしました。とくにこの遠藤のミドルシュート、ヒデからの絶妙のパス、そして遠藤の魅力のミドルシュート！！いいものを見ました。

　そういえばこの日、ベルギー戦で近くにいた電撃ネットワークの南部虎弾さんにまたまた会いました。しかも今回は僕らのすぐ目の前で見ていました。日本の４ゴール、あんまり嬉しくって南部さんと手を叩き合って喜んでしまいました。うっかり国立競技場の景色を撮ろうとしたらこんなんなっちゃいました。後ろから見てみるとやっぱりすごい髪型だなぁ〜。また一緒に写真も撮ってくれて、南部さんはとてもやさしいいい人でしたよ。（やす）

　韓国戦といえば、うっかり黄金カード。親善試合・五輪代表戦だけれども、おちサークルが、行かないわけがない！！五輪代表強いしね。だってだって中田が帰ってくるんだから。韓国のサッカーって高校出たらプロには行かないで大学のほうに進学するらしい。日本の代表選手は全員プロに対して韓国は大学生代表なんだよね。これ聞くと、なんだ…と、うっかり思ってしまう？いやいや韓国は韓国ですよ。試合の結果？聞かないでよ、うっかりそんな事。この五輪代表の選手達は強いのなんのって…。A代表とは違うんだって。いやーちょっと前まで勝てなくて勝てなくて…やっぱりうっかり勝てない韓国だったのに、こいつら凄いな！！さてさて、明日はうっかりA代表戦、彼らはどんな試合を見せてくれるのやら、うっかり期待してないけどね−…。　（タカ）