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スタジアムに行こうっ!観戦日記2000日本代表対アメリカ代表
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シドニーオリンピックサッカー男子決勝トーナメント
日本代表対アメリカ代表
2000.9.23 横浜国際総合競技場

ゴォールー!喜ぶみんな

 いやぁ…行ってきましたよ。えっと…、30人企画。「スミマセンわたくし嘘をついておりました…」集まったのは10人。1/3じゃないっすかぁ…トホホ。やっぱりタカやゆうがいないと30人企画は成立しないのか。僕の友達のいなさを実感いたしました。まあすっごい雨が降っていたってのもあるんだけどね〜〜。あの雨の中場所とりをしてくれたクボさん、ののさん、ホントにどうもありがとう!!

 試合はめちゃめちゃいい試合になりました。正直言って、アメリカ相手ならいけるだろ!って思っていました。ところがこのアメリカ、強かったですね〜〜。ホントに徹底的にサイドからの攻撃、日本のフラット3のデフェンスだとやっぱどうしてもサイドはあいちゃうからなぁ。いいようにサイドを駆け巡ってくるアメリカ。このアメリカの激しいサイドの揺さぶりを耐えた前半30分。俊輔の右からのセンタリングに、柳沢がゴール前から思い切り頭でたたきつけ先制した。今大会4試合目で決めた初ゴール、今までのうっ憤を晴らすかのようなファインゴールだった!やっぱり俊輔がきちんと仕事するできるといいんだよね〜!!

横浜国際で、やす&池谷 後半の失点で1−1になった直後、後半27分、今度は高原!酒井―俊輔とつないだパスを高原がヘディングシュート、1度は相手GKにはね返されたボールを、再び冷静に左足で押し込み勝ち越し。今大会初めての2トップのゴールとなった!もうドーハの頃からず〜っとでした。「FW陣の決定力不足」を問われ続けてきた日本代表。1次リーグ3試合では、初戦南アフリカ戦こそ高原が2点を決めたが、その後は音なし。スロバキア戦では2人で放ったシュートはわずかに3本。ブラジル戦は高原の1本に終わった。絶好のチャンスにシュートさえ打てない柳沢…。それでもトルシエはこの2人を4試合とも先発で起用し続け、そしてやってくれた!取るべきFWが仕事をした!!日本のサッカーが機能している。2−1、勝てる!!

 そんな日本をアクシデントが襲う。2―1のリードで迎えた後半31分。ゴール前のハイボールに向けて勢いよく飛び出した楢崎は、背走してきたボンバ中沢の後頭部に空中で顔面を激突。そのまま倒れ込むと、5分くらい立ち上がることさえできなかった。激しい流血…、おまけに脳振とうを起こしていたそうだ。「こりゃダメだろうなぁ…。」だれもが負傷退場を考えた瞬間、楢崎はそのまま立ち上がるとゴールの前に立った。直後の35分には相手FWがフリーでシュートを放ったが、体全体を使ってこれをはじいた。その後も数々のピンチを体を張ったプレーでしのぎ、結局は負傷してからPK戦までの約1時間、戦い抜いた。

 立ち上がった日本の守護神に奮い立った日本がもう1点っていきたいところだったんですが…、一瞬のミスから失点する。後半44分にロングボール攻撃への対処を誤り、激しくチェックに出た酒井が反則を犯す。あと少しで準決勝。終了直前に試合は振り出しに戻った。死闘は120分間では終わらず、まさかまさかのPK戦が…。

みんなで集合写真 中田英が大きくのけぞった。頭の後ろで両手を組んだまま一瞬だけ動けなくなった。ペナルティーエリアの外まで出る約5メートルの長い距離をゆっくりと走り、右足をコンパクトに振り抜いたが、低い弾道のボールはネットを揺らさない。左のポストを直撃した…。アメリカ2(PK5−4)2日本。これがこの試合の結果だ。PK戦による敗退…。32年ぶりのメダル獲得へ「史上最強の五輪代表」の挑戦は、まさかのエースのPK失敗で幕を閉じた。

 32年ぶりの決勝トーナメント進出。期待されたメダルには届かなかったけど、トルシエは自分のやり方を貫いた。2002年W杯まであと1年8カ月。「この敗戦は必ずいい経験となって将来につながる。W杯へのプロセスになる」。米国戦の敗北がトルシエジャパンの新たなスタートになる事はまちがいないでしょう!2002年にこの悔しさをぶつけてほしい。 (やす)

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