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スタジアムに行こうっ!観戦日記2002ブラジル代表対ドイツ代表
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2002 FIFA WORLD CUP Korea/Japan
ブラジル代表対ドイツ代表
2002.6.30 横浜国際総合競技場

 W杯ファイナル。僕のコメントはまだ完成してないんですよ〜・・。ボンクラ管理人でホント申し訳ない。でもね、生観戦した方からコメントと写真をいただきました。当サイトのコンセプトにばっちりはまる素晴らしさ。とりあえず人の力を借りてこのページをアップ。

 ↓のたくさんの写真、当日のコメントをくれたおさこさんのお話をちょっとだけ。ずいぶんと前の話になりますが、おさこさんのご主人からメールをいただきました。W杯決勝のチケットが当たったのだけどフーリガンなどの心配もあるし、サッカーを生観戦したことがない。はたして妻と娘を連れて行くべきでしょうか?心配です。なんて感じの内容。僕はもちろん、「行かないなんてもったいないったらありゃしませんよ!」ってな内容のメールを返したのです。そんなこんなで何度かメールのやり取りがありまして、写真とコメントをお願いしちゃったって訳なんです。おさこさん、またおさこさんのご主人さま、娘さん、当サイトに協力してくださいましてホントにありがとうございました。


生観戦されたおさこさんからのコメント

 決勝戦の日、二時半ごろ田園都市線で菊名に到着すると、ブラジル人サポーターや、観戦に向かう日本人がちらほら。新横浜に到着すると、もうそこはワールドカップ決勝戦の混雑と、厳重警戒一色でした。駅前には、チケットを求める人が数組、駅前で観客を誘導するお巡りさんがいっぱい。本当にご苦労様で、思わず頭下げてしまいました。

 ウェアーを買わなくちゃと、探す間もなく通りには露天商がいっぱい。主人と家族4人分何とか値切ろうと値切りやい店を探して、やっぱり日本人の女性のいるところで、私はクローゼ、主人はロナウド、次女はロナウジーニョ、そして次女はカーンが無かったので、同じ白のベッカム!?しめて12、500円。(ほとんど値切れて無かったみたい)3000円の帽子や、シール、ピンバッチもありましたが、競技場にどんどん近づいていくうちに、何時の間にかお店が無くなって、買う機会を逃してしまい、本当に残念でした。

 それにしてもブラジル人サポーターの陽気で賑やかなこと!あちらこちらで太鼓やタンバリンを叩いて踊っていて、こっちまで体が動いてきました。ドイツ人サポーターも苦笑させてしまう気合で、道路を挟んでの両サポーターの応援合戦は、人数でも勝るブラジル人サポーターの勝ちのようでした。日本のユニホームを来て、「日本チーム、感動をありがとう」(?)とか書いた横断幕を持って歩いていた日本人サポーター達にも、ブラジル人サポーターが酔ってビール片手の抱きいつて行っても、ほんとうに楽しそうな様子に、ただただ苦笑するばかり。こっちまで移ってしまう位、本当にしあわせそうでした。

 競技場に辿り着くと、ブラジル人サポーターが、あちらこちらで太鼓を叩いて踊っている!初観戦の私達は、ようやく自分達の席がブラジル人サポーター側らしいと気がつきました。4時半の開場会場を待つ行列が橋の上に差し掛かると、足元が揺れて、気持ちも高ぶってきました。ここで又隣り合わせたのは、さっきの酔っ払いブラジル人サポーター。何がなんだかわからず肩組まれて大騒ぎ。娘達も笑うしかない。えっ、クローゼの私まで!?主人まで、肩組んで「ロナウドー!」なんて叫んじゃって・・・・パパッたら・・・・・・・・。

 チケットに穴が開けられ持ち物、ボディーチェック、ペットボトル二本は紙コップに。この間なんと沢山のボランティアの方が、お世話してくれたことか・・・またまた頭下げて、お礼を言ってしまいました。競技場に入ってゲートまでの間では、大声コンテスやビンゴゲームがあって、娘たちがゲットした大声コンテストの参加賞品ストラップは、なかなかの記念品になりそう。ビンゴゲームの隣では、セルジオさんとの撮影会の行列が出来ていました。にこにこ顔のやさしいセルジオさんでした。ゲートの入り口で3度目のチケットチェック。記念品を買って観客席に出る時、「クローゼ!」とドイツ人サポーターに声掛けられて、ドキッ!ひたすらスマイルで挨拶しました。ベッカムウェアーの長女は、オーウェンウェアーのおじさんにウィンクされて、ウキウキ!でも席に着けば、やっぱり8〜9割が黄色。その中に、背広姿のドイツ人サポーターや、「報道」の腕章でひたすらメモを取ったり、背広姿でノートパソコンに向かってひたすら打ち込んでいる人、招待された少年達の姿もありました。

 応援合戦がどちらからとも無く始まって、ドイツ人サポーターも負けじと声を出すものの、ブラジル人サポーターの情熱的な応援にやっぱりおされ気味。近くのドイツ人サポーターは、物静かな紳士が多かったです。初生観戦、スーツ姿の審判4人がグランドで話していたり、目の前で選手達がアップしている姿を、家族四人双眼鏡を取り合って追いかけていました。ドイツ選手が先に出てきて、最後までキーパー(控えのキーパー)練習をしていました。なんと言っても、カーン!カーンが目の前で、何度も何度もシュートボールを取っている姿が一番印象に残りました。(でもゴールより端の席だったので、カメラマンの列に隠れて良く見えないのがちょっと残念!贅沢言ってます。)太鼓の響き、サポーターの持つ国旗が踊り、神輿が揺れ、ユニセフの子供達への「SEY YES!」があってと、初めての生観戦で、テレビで映らない競技場の雰囲気を堪能しました。中でも、参加各国の国旗が、二階席から観客の上を一階席へ降りてきて、競技場のボランティアの手に渡っていく様子、ブラジルとドイツの大きな国旗が、競技場からサポーター席へ上って行くシーンは感動的で、胸が熱くなってしまいました。

 あっという間に、コリーナ主審のホイッスル!(歓声で聞けない?!)カーンは遥か向こう側に行ってしまったけれど、カーンの蹴り出すボールがこっちまで大きな弧を描いて飛んでくるたびに歓声が。ゴール際のプレーは、画面でチェック。カーンがゴールを死守する度に、拍手が起きる。「ブラジル応援していても、カーンには拍手しちゃうんだよな。」と、後ろのほうから聞こえてきました。試合中の様子は、素人の私が言うまでもありませんが、ラスト何度もカーンにボールが戻ると、ゴールの後ろのブラジル人サポーターからブーイングが。ドイツの勝利を祈っていた私ですが、少なからず不安がよぎりました。

 ハーフタイムトイレ休憩に行くと、メンバー表の号外が配られていました。そして、悲鳴と歓声の後半45分が終わりました。初の生観戦!選手の顔は良く見えませんでしたが、選手の身体全体から伝わってくる気迫は充分伝わってきました。優勝の瞬間、カーンは・・・ドリンクボトルをゴールネットにポーン、ポーンと、軽く放り投げるカーン。チームメイトがゴールまでやって来ても、なかなかゴールから離れようとしませんでした。準優勝のメダルを下げ、ブラジルチームの表彰式をグランドに座り込んで見ているドイツチームの選手達。そして、最高に幸せそうなブラジルサポーターの太鼓の音。私達のすぐ横でも、上の席から降りてきて、終了間際からずっと鳴らし続けていました。ドイツサポーターに挨拶するドイツ選手達。ブラジルチームが近くまでやって来ると、観客達も大興奮!大きな拍手で祝福していました。そして空からは、キラキラ降って来てとっても綺麗、舞い降りる千羽鶴たちも感動的でした。静かに幕を閉じたワールドカップ2002、初生観戦は、エンターティメント色の無い、スポーツそのものの感動を与えてくれました。会場の多くのボランティアの方々のお礼を言って、競技場を出る時はなんとも寂しかったです。降り出した雨の中、小机駅へ。途中で号外をもらって、家路へつきました。10時30分過ぎ、歩道では何人もの警察官が「立ち止まらないで下さい」「足元で気をつけてください」と、誘導してくれました。電車中も外人サポーターはもの静か、みなしっとり余韻に浸っていたのかもしれません。


 ※このページで使用させていただいている写真は当サイトをご覧になってくださったおさこさんからの提供です。どうもありがとうございました。
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