２００２年２ndステージ第６節
浦和レッズ対清水エスパルス
2002.9.28 埼玉スタジアム２００２
浦和が今期セカンドステージ、Ｊで唯一負けを知らない。ここまで無敗できているのです。今までこんなことあったっけ？？僕がフランスＷ杯に魅せられて、Ｊ観戦に頻繁に行きはじめた頃、１９９８年のセカンドステージ浦和は好調でした。んでそれから・・？好調の時なんてなかったなぁ。。１９９９年には降格しちゃうしさ・・。そんな浦和がこの日勝てば首位まであるってんだからもう小雨が降っていようがなんだろうが応援にいかねえわけにはいかねえ。この日の僕らの注目は浦和が無敗をさらに続けること、９０分で気持ちよく勝ってくれる事！もうとにかく勝ってほしい、それだけ。でも世間の注目はやっぱり清水でこの日Ｊデビューする韓国代表・アンジョンファンでしょう。Ｗ杯韓国対イタリア、決勝点を決めたのは記憶に新しい。そのアンが清水に加わるってんだからこっちにとっては脅威、うちの坪井が止めるんだけどね。
僕が埼玉スタジアムに着いたのは１５時くらいでしょうか。昼頃から並んでくれていたタカとののと合流。ホントいっつも並んでいただいちゃって申し訳ないです。まぁ浦和側はいっつもどおり。真っ赤でちょっと浦和が大好きすぎて頭いっちゃっている人たちでいっぱい。僕らもその中の一員なんだけどね・・。んでキックオフまで時間があるってんで、なんだか知らないけど清水側、アウェイ側で時間つぶししてました。んでさぁ、いっつも気になっていたんですけど、清水のサポーターってあのなんていうんですかね？チームのマスコットのぬいぐるみにユニフォーム着せて持ってくる人多いんだよね。それが若い女の子ってんならまだいいんだけど、これがけっこうおっさんが多いんだよね・・。こんなわけ分かんねえおっさんの応援になんて負けられないね。それでも清水サポーターはご覧のようにけっこうな方々がやってきていて、アウェイ側の半分をエスパのオレンジに染めました。
１６時キックオフ、メンバー発表。注目アンジョンファンの名前はリザーブだった。アンの名前が電光表示板に映し出されると清水サポーターからは盛大なるアンコール。「うざってえ！」とすかさず浦和サポーターからのブーイングでかき消される。それだけアンが注目を集め、実力のある選手ってことでしょうか？試合はこの日も前半はいまいちの展開。浦和も清水も迫力に欠け決定的な形は作れず。
試合が動いたのは後半。やっぱりこの人がきっかけだったのかな？後半１１分、沢登に代わってアンジョンファンがトップ下でＪのピッチに降り立った。清水サポーターからの声援がその期待を物語る。浦和サポーターのブーイングがそれをかき消すも、やっぱりそれは実力のある選手だからなのでしょう。そんあアンのファーストタッチ、これがやばかった。ハーフウェーライン付近から縦に長いスルーパスをピンポイントでやや右サイドを駆け上がった平松に合わせた。この日ＦＷに入っていた三都主にしっかりパスはつながっちゃってシュート・・。シュートはギリギリ枠をはずれたがマジで危なかった。アンにだけはやられたくない。決勝点なんて決められた日には僕みたいなサッカーシロートでも容易に想像がつく次の日のスポーツ紙面。「やっぱりアンだぁ！大活躍！！」って冗談じゃねえ！でもこのファーストタッチはたしかにすごかったけどこれが一番印象的なプレーだった。後半の３０分くらいかな？残念ながら清水の先制点。。０−１で残り１５分、浦和の無敗はここまで？そんなことはこれっぽっちも思わない赤いサポーターたちの声援。確かに１点ビハインドだけど、やっぱり今の浦和には勢いってのがある。いつもなら「ダメだろうなぁ」って雰囲気がピッチから、さらにはサポーターから出てきちゃうんだけど、この日はそんなの全然なかった。「まだまだいける！」浦和のイレブンもまだまだいけるって感じの勢いのあるプレーをしている。この雰囲気ってのはスタジアムに行ってみないと分からないよ。
収まることを知らない赤いサポーターの声援に応えたのは久々の登場だった石井俊也だった。後半３９分に混戦の中から同点ゴール。なんでもまだケガは完治しておらず、足の骨にヒビが入ったままだったそうだ。試合はそのまま延長戦へ。また延長戦、ここんところ延長戦ばっかしだ。でもなんでもいい！とにかく勝ち点２でもなんでも勝ってほしい。んでもって浦和には今期、勝ちきる勢いがある。
延長戦、もうね、同点に追いついて、んで攻めに攻めているわけですよ、あの勝てない勝てない浦和レッズがね、もううちら大興奮！延長戦は特にめちゃめちゃ応援してました。もう誰がどうだったとかそんなんよく分からないんだよね。ただ、浦和は勝ちにいっていた、勢いを持っててアグレッシブで今までにないものを見せてくれたわけですよ！そんで今まで見せてくれなかった逆転勝ちを見せてくれたわけです。ツットの逆転Ｖゴール勝ち！！なんていうの？最高のゲーム、もうおおはしゃぎです。割れんばかりの浦和サポーターからの声援。アジア大会により浦和から召集された田中と鈴木、この二人がいたのならあるいはこの日、石井もツットもピッチに立っていなかったかもしれない。めぐってきたチャンスをものにした石井とツット。浦和はまだまだ止まりません。暫定ではあるけど４年ぶりの首位に立った。浦和が首位！！気持ちいい！！さらに試合後、逆転勝ち、帰ろうとしないサポーターにアジア大会の速報が流れた。２−０日本の勝ち！得点者・田中達也。もう今日は浦和を応援する人にはたまらない日でしたね！！次の観戦はいつだ？？とにかくまだまだ行きますよ！どうぞ浦和を応援してね！！ （やす） |
