さいたまシティカップ２００４
浦和レッズ対インテル・ミラン
2004.7.27 埼玉スタジアム２００２

　昨年からはじまったさいたまシティカップ。２００４年第２回大会は我が浦和レッズ対インテル・ミラン。インテルつったら国際的・インターナショナルからくるその名のとおり各国代表を抱えるセリエＡの名門クラブ。ホームスタジアムにサンシーロを持つイタリアのビッククラブです。昨年、サンシーロに行った時も中村俊輔の所属するレッジーナを圧倒していました。浦和レッズサポーターの僕からしてみれば相手がどこでもひとつのお祭りとして絶対行きたい試合なんだけど、やっぱ相手がインテルってんでそりゃ心躍りましたよ！

　フルメンバーは無理だろうと思っていたんだけど、それでも主力がいくらかはでるだろうと。期待していたのは新加入のヴェーロンとダヴィッツ。当たり前のように来なかった・・。ヴィエリやっぱり来なかった。カンナバーロ、子供がケガをしたとかで来なかった・・。って全然来ないじゃん・・。名の売れたトコだとレコバとトルドくらいでしょうか？他はユース世代が入っていたりして２軍にかなり近い１．５軍ってところでしょうか・・。もうちょっとそろってくれてもいいんじゃないの・・。

　埼玉スタジアム２００２にはこの豪華？な顔ぶれを見ようと５万人を超える観衆が集まる。浦和サポーターからしてみればアジアカップだ五輪だと代表が話題をさらうけどやっぱ地元クラブが一番！ここはいっちょ１．５軍でもなんでも地元の愛するクラブがセリエＡの強豪クラブに一泡吹かせるところがみたいところ。

　埼玉スタジアムに着くといるいるインテルのレプリカを来た方々。浦和サポーター新しい赤い聖地にもズラズラと青いレプリカが詰め掛けていました。「クラブ同士の親善試合、プレシーズンマッチだしね！お祭りだし適当でいいや！」そんな風に思っていた僕らとしてはキックオフ２０分前ってくらいに埼玉スタジアムに到着。「この時間だし、アウェイ側で見ればいいね」なんて思っていたら以外、アウェイは浦和の赤とインテルの青が混じり交じりではあったけどアウェイの方が埋まってるの。それじゃあとホーム側に。ホーム側はいつものようにご覧のような真っ赤に染まる風景が広がっているもリーグの時のような殺気だった雰囲気は全くなし！「さぁ今日はこのお祭りを楽しんじゃおう！」そんなノリがゴール裏に広がっている。こんなフレンドリーな雰囲気埼玉スタジアムのゴール裏に広がるなんて・・。

　試合はう〜ん、なんていうか全体的にやっぱりフレンドリーなお祭りムードが常につきまとってましたね。そんな中でもインテルはやっぱり質の高い名門ぶりをちらりほらり発揮する。時にレコバはやっぱすげえなぁってプレーを魅せるも手を抜いてる感はビシバシ伝ってくる。ＣＫの時なんて観客に手を振っちゃってニコリって・・。いかに勝つかじゃなくっていかに楽しむかを追求している感じです。そんなインテル相手でも浦和はけっこうマジ。特にこの日決勝点をあげたエメルソンはキレキレ！さらに浦和でキレキレだったのは山田、加地もいいけどここいらで代表に復帰させてもらえないもんですかね？エメルソンからしてみればセリエＡの名門と親善試合とはいえ戦える、スカウトの目も意識したキレキレプレーだったのかもしれませんね！それにしてもエメルソン、欧州でも充分通用するんじゃないですかね？エメがいなくなっちゃったら浦和には大・大打撃だけどちょっと欧州で活躍するブラジル発、Ｊリーグ経由、世界のスター選手なんて道のりをエメにちょっと期待してしまいます。

　激しい削りあい、勝つっていう気持ちのぶつかり合い。そりゃ親善試合だもんでそんなもんは全くなかったけどセリエＡの質の高いプレーもちらほら見えてそれはそれで楽しめました。結果は１−０で浦和の勝利！「ああホントに勝っちゃったよ！」って感じでした。リーグに付きまとう緊張感が全くなかったもんでそんなもんでしたね。主力がいたらとてもじゃないけどこんな結果になるとはとても思ってないけど、「浦和はどうだろうね？セリエＡでも上位とは思わないけど真ん中くらいいけるんじゃないかね？」なんて９９年Ｊリーグでも降格したにも関わらずそんな会話して帰ってきました。五輪、アジアカップと代表が話題をさらうこの時期、まだまだ続々と欧州クラブがやってきます。僕もあと２つ観戦予定。今日に引き続き華々しいプレーが見たいものです。