２００４年天皇杯準決勝
浦和レッズ対ジュビロ磐田
国立競技場 2004.12.25

　２００４年、我が浦和レッズはセカンドステージを圧倒的な強さで制した。が、しかし年間チャンピオンをかけてのチャンピオンシップ第２戦、ホーム埼玉スタジアムで９０分で勝利をあげるも年間チャンプの夢ははかなく散った・・。ナビスコ杯もファイナリスト、昨年チャンプの浦和レッズはＰＫ戦の末敗れた・・。ここまでＪリーグ３大タイトルの２つにあとそこまで迫るもＰＫ戦、ギリギリでものにできなかった。そして最後のタイトルが天皇杯。チャンピオンシップ、ナビスコカップの雪辱は今年のうちに！（決勝は元旦だから正確には年明け速攻で！ですね）ゼロックススーパーカップで横浜にリベンジ決めたろう！

　この日は準決勝、ベスト４はこの日国立で対決の浦和レッズ、ジュビロ磐田、そして大阪長居で対決のＧ大阪、東京Ｖ、この日浦和がジュビロに勝てば今年３つのタイトルマッチを行うことになる。あぁなんて贅沢な・・一昔前にはこんなことは考えられなかったのに。

　当然僕はこの日も浦和レッズの応援を！そして決勝進出を信じて国立競技場に向かいました。そんな風に思っていた人はきっと星の数ほどにいたのでしょう。なんと天皇杯決勝のチケットはすでに完売。毎年天皇杯決勝はどこが来ても行くって恒例行事にしている人もいることでしょうが、それにしても前売り段階、しかも２週間も前に完売するなんてことはめったにありません。これもきっと浦和レッズの決勝進出をにらんでのことでしょう。

　とはいうもののこのクリスマスの寒い中、国立に集まるのは寂しい人ばかり・・なのか？いまいち客の入りが良くない。僕らも対して行列はできないだろうと踏んで１３時過ぎにスタジアムへ。それでも余裕でそこそこの席が取れた。ここんところセカンドステージ制覇、ナビスコ決勝、チャンピオンシップとえらいもんをかけての戦いが続きました。浦和レッズサポーターたちの応援もそりゃあ素晴らしいものが続きました。疲れてしまったのでしょうか？スタジアムには浦和サポーターらしからぬなんとなくダルダル感が漂っている。

　１５時キックオフ直前、浦和の応援団長も「勝って当たり前って思うなよ！」っと激を飛ばすもなぁ〜んかそれでもだるだる。そのダルダル感が選手たちにも伝わったのか？前半は浦和も磐田もまさにだるだる・・。お互いいいところ、らしさを出せずに０−０で折り返す。ブーイングを飛ばしたくなるような内容・・。

　しかし後半は両クラブとも目が覚めたのかやっとらしさを取り戻し見ごたえある攻防が続く。これを見せられればと浦和サポーターたちの応援にも火がついてきたそんな中、７２分、田中の一発が磐田のゴールに突き刺さる！覚醒した浦和サポーターたちがいつものように叫んだ！元旦、またここでもっと大きな声をだそう。テンションの高まった僕らをたった１分で静まり返らせたのは途中交代の藤田・・。１−１、振り出しに戻った。さらに８３分にやっぱり途中出場のゴンが決勝点１−２、浦和の今年３回目のファイナルは直前で砕けて散った・・。山本監督の采配がズバリでした。

　それにしてもこの試合・・。う〜ん・・そりゃ浦和びいきに見ていますがＰＫ２本くらいとってもらえなかったんじゃないのか？？審判にとやかく言うのもなんなんですがちょっと納得のいかない敗戦でした。浦和レッズの夢を砕いて決勝に進んだジュビロ磐田には浦和の分もガンバって是非とも連覇を遂げてほしい。そして来年、３連覇をかけた磐田の夢を我が浦和が砕いてやろうじゃないか！

　これで浦和レッズの今年が終わりました。終わってみればセカンドステージ制覇っていう素晴らしい歓喜はあったけど無冠に終わりました。それでも未来に果てしない可能性を感じさせてくれる１年だった。最高だった！！ありがとう浦和レッズ、今年は本当に楽しませてもらいました。これからも僕はずっとずっと叫ぼうWe Are Reds!

　この日一緒に観戦したののが試合終了後つぶやきました。「・・あぁぁ決勝のチケットどうしようかなぁ？ヴェルディと磐田かぁ、はぁぁ」こんなつぶやきを発した浦和サポーターがいったいどれだけいたのでしょうか？？

　この日のベストショットは迷球魂にて