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スタジアムに行こうっ!観戦日記2006ドイツW杯最終予選 日本代表対バーレーン代表
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2006ドイツワールドカップアジア最終予選
日本代表対バーレーン代表
埼玉スタジアム2002 2005.3.30

 25日、イラン代表対日本代表、アウェイでの最終予選2戦目、2−1と惜負を喫した日本代表。後半1−1となり、それでも攻めたジーコの戦略。それはそれでよかったんだろうけど結果論からすれば1−1で勝ち点1を得られれば充分だった。これは最終予選、2位以内に食い込みワールドカップ出場権を得ることが最大かつ唯一の目的です。美しいゴールも見事な戦略も勝ち点の前にはかすんでしまう。アウェイで勝ち点3を狙い敗れたジーコの戦略に意見は様々ですがアウェイでは勝ち点をしっかり押さえることが需要となる。そしてまたホームでは勝ち点3が絶対に必要でしょう。前回、イランに敗れたことでドローも選べない。このホーム絶対に勝ち点3が必要な試合となりました。

 30日、埼玉スタジアム2002、日本代表対バーレーン代表、最終予選3戦目は舞台を日本のホームに移して行われる。この試合、前回の北朝鮮戦が大注目されたおかげなのか事前のチケット申し込みが大変なこととなりました。JFAがはじめた登録抽選販売過去最高の71万人もの応募があったそうです。このバーレーン戦、めったに手に入らない超プレミアチケットとなりました。僕もいつも観戦するゴール裏カテゴリー5は残念ながらGETならず。ですがカテゴリー2のかなり良席が当たりました。たまには指定席で観戦ってのもいいもんです、今日はゆっくり選手たちの動きを楽しもう。

 この日、仕事明けであった僕は19時過ぎに埼玉スタジアムへ。まぁそういうのもあって指定席にしたんですけどね。19時浦和美園駅に到着するとかなたに美しく浮かび上がった埼玉スタジアム2002、ああキックオフまであと30分しかない…。あせる気持ちに埼玉スタジアムまでのあの距離はホントに遠く感じる。この日、いつも100円の浦和美園から埼玉スタジアムまでのシャトルバスが無料であったため、はじめて乗ってみることにしました。代表戦の場合、浦和美園から埼玉スタジアムまでの道は交通規制が入るためシャトルバスは非常にスムーズに走ることができます。やっぱりシャトルバスに乗ったのは正解で歩くよりずっと早く埼玉スタジアムに着いた。19字15分、ああもうキックオフになっちゃう。急いでカテゴリー2の自分の席を探す。僕らの席はカテゴリー1とカテゴリー2のまさに境目、ひとつ前はケテゴリー1っていうカテ2では最もいい席でした。メインアッパーの高い位置から見下ろすピッチ、非常に見やすい。やっぱ埼玉スタジアムって最高!サッカー専用スタジアムの素晴らしさを改めて実感しました。

 席に着くともう国歌斉唱。なんかせわしない観戦になってしまった。国家斉唱は森山良子、直太郎のお母さんだね。真っ青に染まるスタジアム、轟くサポーターたちの声援、ここはホームだ!いつもはゴール裏からの観戦のため声援はまさにここから発するものでしたが、今日はメインからの観戦、ホーム側ゴール裏、アウェイ側ゴール裏からと左右に分かれて声援が轟いている。ああたまにはこういう観戦もいいなぁ。10代の頃は「代表戦で指定席で観戦なんてありえないなぁ、絶対自由、ゴール裏で応援しなきゃ」なんて思っていたのに、「ああちょっと高いけどサッカーはやっぱり横から見た方が見やすいなぁ指定席もいいなぁ」なんて思っている自分もいたりなんかして、ずっとお兄さんだと思っていたカツオくんやのび太くんがいつの間にか子供に見えたみたいな、ようはうっかりおっさんになった感が…。

 試合はハッキリ言って終始バーレーンペースって感じかな、辛口かもしれませんけど前半は完璧バーレーンに歩あり。バーレーンはFW2枚を残してあとはみ〜んなDFだった。引いて引いて守って守ってのまさにアウェイの戦い方。日本代表がこの分厚い壁をいかに崩すかそれに尽きる内容でした。こんな時はセットプレーが特に重要なんですが、高く厚くバーレーンは日本の攻撃を跳ね返し続ける。前半45分、日本が攻めてバーレーンが守る形に尽きる。0−0、バーレーンからしてみれば狙い通り、日本としてはホームの大声援をバックに攻めに攻めるも決定機を作れず獲れずの内容。

 後半もやっぱり攻めて攻めての日本代表に守って守ってカウンター狙いのバーレーン代表。前半と違って日本らしさが出てきたのが後半に入ってキレだしたアレックス!左サイドを小気味よく駆け上がり日本のチャンスを演出する。前半はバーレーンの狙い通りの内容も後半からは少しづつチャンスが形になってきた。全後半通して素晴らしかったのが福西、この日のMVPは僕の中では福西だった。攻撃にディフェンスにと実にかゆいところに手が届く仕事振り。試合が動いたのは71分、セットプレーからの混戦、クリアしようとバーレーン選手が蹴りだしたボールがそのままゴール、まさかのオウンゴールで1−0、これがまた決勝点となり日本は勝ち点3をGETした。71分以降、バーレーン代表も攻めに来てスリリングな試合展開、日本も再三失点の危機にさらされる。それでも守りきった日本はオウンゴールというラッキーもあれど最も重要な勝ち点3を得た。

 試合内容からしてみればホームらしさもいまいち、内容もいまいち、そんな感じでしたがこれは最終予選、僕が観に行ったのは日本代表が勝ち点3を得るところ。よく勝ってくれた!何よりそれが良かった!2位バーレーンを直接叩いて日本代表はこれでグループB2位、1位イランに勝ち点1差といいポジションにつけた。最重要なのはW杯に行くことW杯のキップを得ることそれ以外の目的はありません。美しいシュートもドラマもなくって結構、必要なのは勝ち点なんです。賛否両論のオウンゴールによる勝ち点3、でもいいんじゃない!勝ち点3が得られたんだから。2006年、眠れない至福の時間を与えてほしい。ワールドカップ、またあの最高の舞台にジャパンブルーが立つところを見たい!最終予選は残り3試合、なにが何でも2位以内を!

この日のベストショットは迷球魂にて

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