２００５年Ｊ１リーグ第１6節
柏レイソル対浦和レッズ
国立競技場 2005.7.13

　先週に引き続きＪリーグは水曜日開催、そして我が浦和レッズはアウェイを国立競技場で戦う。先週のヴェルディ戦と同様、国立競技場代々木門側は真っ赤にそまりまたもまるでホームのような景色が広がる。柏レイソルもまたホームの利を捨ててでも得られる興行としての収益を選んだ。この日の観客は２万人を超え、柏のホームでやる２〜３倍の興行となった。そりゃ確かに国立選んじゃうわなぁ。

　１８時前に国立競技場に到着するとまだまだ空席が目立つ。自由席は簡単に好きなところが取れた。浦和レッズサポーターといえど一応アウェイゲームではそこまでの並びは起こらない。それでもキックオフが近づいてくるといつの間にか浦和レッズのゴール裏はご覧のような超満員になっちゃうんだから本当にすごい！

　で、この日の先発メンバー、やっぱりエメルソンの名前がない。ブラジルに帰国して以来、家族の事情とのことで来日していないエメはなんとそのまま日本には帰ってくることなくカタールのアル・サードに移籍することとなった。国立競技場の電光掲示板には当然エメルソンの名前があるはずもなかった。それにしてもサポーターに挨拶することもなくのこの移籍。怒りというかガッカリした…。エメほどの選手、昨年のＪリーグＭＶＰ、そんな選手がこんな形で移籍するなんて。小野伸二って財産をオランダに送り出した浦和レッズサポーターの姿を知らないのか？小野って素晴らしい選手を気持ちよく送り出したの温かい浦和ってクラブを知らないのか？これまで浦和に貢献してきたエメが移籍するのなら気持ちよく送り出してあげたのに。エメルソンは素晴らしい選手だったし、浦和を熱くしてくれた。でもなんか最後に喉の奥に何かがつかえたようなそんな気持ち悪さを残していった。

　この気持ちの悪さが選手たちにも残っていたのかなんなのか？この日のゲーム、浦和レッズはまったくのいいところなし。特に中盤がぼっろぼろだった。長谷部、鈴木が見事なまでに仕事をさせてもらえず終始柏のペース。柏はしっかり守ってしっかり攻める、上から見ていてやりたいことがハッキリと形になっていた。攻撃も玉田が前線ですごく効いていてお見事３得点、完敗でした。この日の柏は８試合ぶりの勝利となった。とても下位に低迷している内容のサッカーじゃなかった。柏はこの試合を期にのっていくかもね。それに引き換え浦和レッズは前節の大宮戦からの２連敗・・。痛い・・。さらにこの日の負け方は最悪。そしてこのエメの騒動。どうにかこの嫌な雰囲気を拭い去って連敗だけは止めてほしい。

　ＨＯＴ６と題されて７月の６試合、もう落とせない。嫌な雰囲気は勝利でゴールで拭いさろう！

この日のベストショットは迷球魂にて