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スタジアムに行こうっ!観戦日記浦和レッズ対ジュビロ磐田
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2005年Jリーグ第33節
浦和レッズ対ジュビロ磐田
埼玉スタジアム2002 2005.11.26

 2005年J1リーグは33節、この試合を含めて残り2試合、我が浦和レッズはこの試合を取りこぼせば優勝の可能性が消滅する大事な一戦、ホーム最終戦、埼玉スタジアム2002にジュビロ磐田を迎え撃つ。優勝の可能性と言ってもそれは上位、C大阪、G大阪がそろってこけてくれるのが条件、可能性はあれどそれは低いものです。が、可能性があれば最後まで諦めない。これまで何度も軌跡を見てきたじゃないか!最後まで諦めないためにもこの試合をとって最終節まで優勝の可能性をつないでほしい。埼玉スタジアム2002には最後まで諦めない真っ赤なサポーターが5万5千人も詰め掛けた。

 この日は家族で観戦しようということで指定席で観ることとしました。そういえば、埼玉スタジアムで浦和レッズの試合を観るのに指定席になんて来たのはじめてです。いつもいつもゴール裏で応援していた浦和レッズの声援をバックスタンドから本当はじめて見ました。外から見てみて改めてこのサポーターたちの熱いこと熱いこと!本当素晴らしいサポーターたちです。埼玉スタジアムが浦和サポーターたちの声援で揺れている、赤と白の浦和カラーに染まっている。ファーストインプレッション、選手入場、湧き上がるスタジアム、揺れるゴール裏の赤い塊、最後まで諦めない。勝利を!

 試合はそんな熱い熱い気持ちとうらはらにいまいち精細を欠く浦和レッズ、磐田も形を作れずなんとなく進んでいく。前半はどちらもらしさを出すことなく決定機もあまりなかった。後半に入っても試合展開は変わらず、試合が動いたのは後半27分の福西の退場からだった。この退場を機に浦和がサイドをえぐりだす。後半34分、サイドをえぐった山田のクロス、DFにクリアされるもそのままボールは磐田ゴールへ、磐田GK川口が反応するもそのまま磐田ゴールへと滑り込んだ。オウンゴール、1−0と試合が動いた。この得点をきっかけにして浦和レッズが優位に試合を運ぶが磐田も追加点を許さない。たまに見せるカウンターにヒヤヒヤさせられながらも試合はこのまま1−0で終わった。内容的には決してよくない。2005年ホーム最終戦、この5万を超えるサポーターたちに見せる試合としてはちょっと寂しい内容、が、とにかく勝った!勝ち点3を得た、それが何よりの収穫。

 ホーム最終戦を終えた選手たちがサポーターたちに今日の声援への挨拶、そして今期1年間への挨拶のためにピッチに残る。そんな中、埼玉スタジアム2002のオーロラビジョンに他会場の結果が映し出された。鹿島アントラーズ対清水エスパルス、ドロー、横浜Fマリノス対セレッソ大阪、ドロー、「うぉぉぉ〜!」スタジアムがどよめく、ジェフ千葉対ガンバ大阪、千葉の勝利!「うぉぉぉぉっぉ〜!」スタジアムが揺れる。この日ドローで勝ち点1をあげたセレッソ大阪が勝ち点58でついに首位に、この日またも星を落としてしまったガンバ大阪が勝ち点57、そして我が浦和レッズは勝ち点56で鹿島、千葉に並ぶも得失点差で3位、勝ち点2の中に5クラブがひしめく大混戦で最終節を迎えることとなった。それにしてもたいへんなこととなった。それにしても面白いこととなった。5クラブに優勝の可能性が残っている。最終節、新潟スタジアムビックスワン、またもガンバとセレッソがこけてくれることが条件ではあるものの、最後の最後の最後まで優勝を諦めない。12月3日、きっと新潟でブッフバルトが舞っているに違いない。

 優勝に期待を込めて浦和レッズサポーターは選手たちに声援を送り続ける。浦和のフラッグを持った選手たちが埼玉スタジアムを一周する。その中には怪我で離脱中の田中達也の姿、先日生まれたばかりの我が子を抱くアレックスの姿、そして「We Are REDS!」の大声援、今日のホーム最終戦、本当に勝ち星を拾ってくれてよかった、最後まで諦めなくてよかった!浦和レッズ、なんてしぶといんでしょう。さあ、12月3日、アウェーで優勝だ!

 さて、最後にちょっとこの日の試合とは別の話、この日の埼玉スタジアムのオーロラビジョンはこの他の試合も伝えました。柏レイソル対東京ヴェルディ、5−1で柏の勝利、この結果で東京ヴェルディの17位が確定、名門東京ヴェルディ1969がJ2に降格することとなった。勝った柏も16位が確定、J2の3位との2年連続のプレーオフを戦うこととなった。因果なもので東京ヴェルディの降格を決定つけた柏のコーチにはヴェルディ黄金時代を支えたラモス、5−1と屈辱的な大差での降格、ラモスも「どうしてここまでになってしまったんだろう」と嘆いていた。Jリーグ発足以来の東京ヴェルディは一からやり直すこととなりました。かつて、それでも読売を名乗り、ホームを無視して国立でのホームゲームを続けた名門クラブ、東京に移転してからもサポーターは離れていく、味スタをホームとするFC東京との東京ダービーではその人気の差が痛々しかった。ここへきて実力にも差が開きついに降格となった。ヴェルディは一からやり直すべきだとの声もたくさん聞こえる。来期は舞台をJ2に移してクラブを作り直さなくちゃいけない。是非とも名門の誇りと実力、そしてサポーターから愛されるクラブの姿勢を取り戻して早くJ1の舞台に帰ってきてほしいものです。

 さらにこの翌日、因縁めいたニュースが飛び込んできた。シドニーFCでカズが2得点、五大陸でゴールを挙げる快挙!かつてヴェルディから解雇されたカズがオーストラリアで輝いていた。…本当カズって最高!カズも這い上がってきた選手です。ヴェルディも頑張れ!味スタは近いし浦和が遠くに行っちゃうときは応援に行きます。

この日のベストショットは迷球魂にて

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