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スタジアムに行こうっ!観戦日記2005トヨタカップ2006 リバプール対サンパウロ(横浜国際総合競技場)

FIFAクラブチャンピオンシップトヨタカップ2005決勝戦
リバプール対サンパウロ
横浜国際総合競技場 2005.12.18

FIFAクラブチャンピオンシップトヨタカップ2005決勝戦 リバプール対サンパウロ
FIFAクラブチャンピオンシップトヨタカップ2005決勝戦 リバプール対サンパウロ

 昨年まで欧州クラブ王者と南米クラブ王者との間で行われてきたクラブ世界1決定戦トヨタカップは今年からFIFAクラブワールドチャンピオンシップに生まれ変わり、そして決勝戦はやっぱり順当な欧州王者リバプールと南米王者サンパウロになりました。15日の準決勝とのコンビネーションチケットだったためこの日の3位決定戦、そして決勝戦観戦です。チケットもカテ3で15000円ってベラボーに高い…。出費がかさんだ分、それに見合った世界の戦いを見せてもらわないと。

 前回、15日の準決勝は新横浜に宿までとっての悠々観戦でしたが、この日は次の日に仕事を抱え予定はかつかつ、やっぱり次の日に仕事がある者には20時キックオフはキツイですね…。18時頃に横浜国際総合競技場へ、3位決定戦のちょうどハーフタイムでした。3位決定戦はアル・イテハドとデポルティーボ・サプリサ、2-3でサプリサが制した。ハーフタイムから来たことからも知れるように、どちらのクラブに思い入れがある訳でもなく、なんとなくボケーっと後半を観戦していましたが、結局負けてしまったアル・イテハドは本当頑張っていました。アジアのレベルの高さを十分に見せてくれていた。結局、決勝戦は欧州対南米のいつもの対戦になってしまいましたがアジアのクラブが世界王者になるときが来る可能性を十分に見せてくれましたね。が、ちょっとJリーグのクラブじゃ厳しいかもね。もっとリーグでこの舞台に立ちやすい環境を作らないと。

FIFAクラブチャンピオンシップトヨタカップ2005決勝戦 リバプール対サンパウロ
▲発炎筒を炊くサンパウロサポーター 日本じゃダメですよ
FIFAクラブチャンピオンシップトヨタカップ2005決勝戦 リバプール対サンパウロ
▲整列する選手たち

 決勝戦では横浜国際総合競技場はご覧のように風船か何か飛ばしちゃってなかなか凝った演出、国際試合の決勝戦という雰囲気が充分、スタジアムも決勝戦ともなるといつの間にか超満員になっていました。さあ世界一決定戦にふさわしい素晴らしい戦いを見せてもらおう!6万人を超える観衆が見守る中、キックオフのホイッスルが鳴る。試合開始早々、ジェラードからつないだチャンス、リバプールがいきなりの形を見せたかと思ったら水をさした乱入者、乱入だけでは飽き足らずゴールによじ登りゴールネットを引きずり落とす。もちろんゲームは中断、そしてスタジアムに包みこむ「何あれ?」っていう雰囲気、スタジアム全体が一瞬呆然としていました。日本じゃめったにお目にかかれない愉快犯の乱入者。警備のスタジアム関係者たちも同じだったようで乱入者がゴールネットを引きずり落とすまで誰も取り押さえにかからなかった。平和で安全だからとトヨタカップが開催され続けてきた日本、乱入者が入っても呆然としちゃうのはずっと平和だったひとつの形でしょうが、やっぱり恥ずかしいですよね。世界中に生中継される国際試合で日本のスタジアム運営の恥ずかしい部分を見せてしまいました…。これからの課題ですね。もちろん乱入者は警備員たちに取り押さえられてフェードアウトしていきました。取り押さえられ運ばれていく乱入者に飛ぶブーイング、ここでやっとブーイングですからね。欧州や南米だったらピッチに入った瞬間罵声の嵐でしょ、下手すりゃ罵声どころか物が飛ぶかな。

FIFAクラブチャンピオンシップトヨタカップ2005決勝戦 リバプール対サンパウロ
▲運び出される乱入者
FIFAクラブチャンピオンシップトヨタカップ2005決勝戦 リバプール対サンパウロ

 水をさされた試合もこれに乱されることなく進んでいく。開始早々形を作ったリバプールが攻勢をみせる。しかし先制したのはサンパウロだった。27分、アロイジオからのスルーパスに素早く飛び出したのはボランチのミネイロ、これを実に見事に受けてそのままリバプールゴールに流し込んだ。失点後のリバプールも流れはそのままに攻勢に出る、CKからのルイスガルシアのヘッドはクロスバーを叩くなど実に惜しいシーンもあった。後半に入ると1点ビハインドのリバプールがさらに攻勢を仕掛ける。リバプールの攻撃陣が小気味よくさすが世界一決定戦にふさわしい素晴らしい攻撃を仕掛けるもゴールは揺れない。終わってみればサンパウロがさせていたのでしょう。サンパウロは後半には無理な攻撃、リスクを最小限にしタイトルを獲るという作業を淡々とこなしていたように思えます。攻めたおすリバプール、跳ね返すサンパウロ、見ごたえは充分でした。試合はこのまま終了、サンパウロがFIFAクラブワールドチャンピオンシップの初代チャンピオンになった。

 来年もこのFIFAクラブチャンピオンシップトヨタカップは日本で開催されるようです。来年上がってくるクラブにもよりますが、是非とも来年も観戦したいものです。が、もうちょっとチケット代は抑えたもらえないものかなぁ…。それとやっぱり絶対望まれるのは日本のクラブがアジア代表で出場してほしいということです。今回のトヨタカップどうも注目されなかったのはやっぱり日本のクラブが参加していないというのが非常に大きいように感じます。大会関係者はシドニーFCにカズがいてくれて話題性が高まって本当にホッとしていたのではないでしょうか?浦和がアジア代表で参加していたらものすごいことになっていただろうになぁ…。まだ世界のタイトルなんてほど遠いか…。今年はまだ天皇杯が残っています。リーグは2位で終わったし天皇杯タイトルを!で、2007年、アジアチャンピオンになってトヨタカップに!


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