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スタジアムに行こうっ!観戦日記2006キリンチャレンジカップ2006 日本代表対トリニダード・トバゴ代表

キリンチャレンジカップ2006
日本代表対トリニダード・トバゴ代表
国立競技場 2006.8.9

キリンチャンレンジカップ2006 日本代表対トリニダード・トバゴ代表 国立競技場
キリンチャンレンジカップ2006 日本代表対トリニダード・トバゴ代表 国立競技場

 2006年ドイツワールドカップが2敗1引き分けという不本意な結果となり、ジーコ監督はその任務を終えました。ワールドカップが終わったごたごたでこのキリンチャレンジカップのチケット発売日に関してはあまり注目されていませんでした。ファミリーマートの先行で本当に簡単に取れたこのチケット、チケットGET後にオシム監督が新たな日本代表監督となることとなり一躍注目のカードとなりました。

 新監督オシムがこの試合に選出したメンバーは驚きの13人、試合ができないじゃないか…。その後追加参集で5名、それでも計18人のメンバーしか選ばなかった。これはA3杯の関係で千葉とG大阪の選手たちを選出できなかったためでしょう。早速オシムがその個性を発揮したのでしょうか。この新しい代表監督、このトリニダード・トバゴ戦の存在そのものに苦言を呈していた。日本に限ることではありませんが試合の過密日程、そのため選手を参集できないクラブ、この時だけしか選ばない選手なら最初から選ばない。そういう状況で代表戦を行う協会、サッカー協会もスポンサーやら数字の取れるテレビ中継などなどいろいろなしがらみがあるのでしょうがこれからに日本代表が、日本サッカーが本当に世界に出て行くためにももっともっと真剣に考えないといけない問題なのかもしれませんね。

 なんてうんちくたれてもそれでも高いチケットを買って観に行きたいのがサポーターってもの。やっぱりオシムの初采配を見て見たい、台風の接近で開催自体が危ぶまれたこの試合でしたが、関東地方も昼を過ぎると日差しが見え隠れしサッカー観戦には十分な天候となりました。この日、神宮球場では東京ヤクルト対巨人が行われていました。この日神宮の森には実に10万もの人がスポーツ観戦に集まっていたのです。カテゴリー2、バックスタンドでの観戦であったため18時頃にJR信濃町駅から国立競技場に向かいましたが、8割代表戦、2割プロ野球観戦に向かう人の波でした。国立競技場に到着するともうすでに選手たちが練習をしていてサポーターたちが期待に胸を膨らませていました。午前中には大雨で今も曇り空の国立競技場でしたが、それでも8月の真夏、汗ばむ気温にこの日のプレゼントは代表印の扇子、パタパタとあちこちでサポーターたちが涼んでいる。

キリンチャンレンジカップ2006 日本代表対トリニダード・トバゴ代表 国立競技場 キリンチャンレンジカップ2006 日本代表対トリニダード・トバゴ代表 国立競技場

 19時選手たちが入場し国立競技場のボルテージも高まる。この日の国家斉唱は小柳ゆき、その細い体で君が代を熱唱した。19時20分キックオフ、さあ新しい若い代表の戦いぶりは!この日のスタメン、DFにはトゥーリオに坪井、MFには鈴木啓太、アレックス、長谷部、でFWには田中達也、実に5人が浦和の選手、さらにGKの控えには実にうれしい山岸、オシム監督、よくぞ山岸を選んでくれました!トップ下に入った山瀬だって浦和にいた選手ですしね、実によく知っている選手ばかりです。

国家斉唱する小柳ゆき
国立競技場アウェー側ビック日の丸
日本代表イレブン

 前半、開始早々から日本代表は小気良い実によく走るサッカーを展開、オシム監督がやりたいサッカーをやろうとしていることが実に伝わってくる。まさにジェフ千葉が大本のようなサッカーです。素早いパスまわしでトリニダード・トバゴにはそれらしいチャンスを与えない。まず試合が動いたのは17分、ゴール正面で得たFKをアレックスが振りぬいて見事トリニーダ・トバゴゴールに突き刺した。さらに22分、駒野からのパスに再び反応したアレックス、技ありのループシュートで2-0、この日のアレックスは実にキレキレ!DF登録ながらまるでFWのような働きぶりでした。

 前半は実に良いできだった日本代表、が後半はそうも言えない展開が見られる。疲れからなのか足があと一歩でなくなってきた選手が見られるようになって来る。う~ん…前半ほどの良さはないなと思っていた公判20分、国立競技場には雨がパラつき始めた。この日も小さな子どもをつれての観戦、いつもなら後半35分過ぎにスタジアムを後にするのですが、この雨、泣く泣く泣く泣く後半30分を前にスタジアムを後にすることにしました。大好きなサッカー観戦ですがもっと大事なのは子どもですので仕方がないです。ってことで交代選手が続々と投入された後半25分過ぎからの観戦報告はできません。が、オシムがやりたいサッカーをやろうとしている意図は大変よく見えてきました。僕もジェフ千葉の試合をこれまでそこまでたくさん見てきたわけではありませんが、市原臨海まで千葉のホーム試合も観に行ったし、ナビスコ杯2005の決勝戦も観に行ったしね、オシム監督が作るサッカーが見ていてすごく魅力的で面白いことは良く分かっています。まだまだですがこの先の可能性を感じるには十分な内容でした。この短い準備期間の割にはなかなか見ごたえのある試合になっていました。やっぱり悔やまれるのはジェフ千葉の選手を呼べなかったこと。ここに阿部や牧、羽生などジェフの血が入っていたならもっと面白かったのに。あとは今は磐田の選手ですが、怪我が治ればきっと村井なんかもきっと呼ばれるんでしょうね。

 今回のオシム監督の実に好感の持てる点は、Jリーグで活躍している選手たちを招集している点です。実に日本のサッカーを理解し愛しているオシム監督ならではの選手起用。名古屋の中村や大宮の小林、川崎の我那覇なんて代表しか見ないような人は全然知らない選手でしょう。リーグで活躍している選手だから代表になれる、Jリーグ観戦が大好きな僕としては実にうれしい選出です。またこの試合、マスコミの評価はなんかいまいちでしたけど、僕は鈴木啓太が実に素晴らしく写りました。トゥーリオとのコンビネーションももちろん浦和でのコンビですから言うことなし、浦和で培われた安定した守備はそのまま代表で使ってもらいたい。啓太にはこのまま代表に渋く定着してもらってトルシエにもジーコにもけっしてはずせない選手と言わしめた福西のように活躍してもらいたいものです。


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