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スタジアムに行こうっ!観戦日記2006J1観戦 浦和レッズ対ガンバ大阪

2006年J1リーグ最終節
浦和レッズ対ガンバ大阪
埼玉スタジアム2002 2006.12.2

真っ赤に染まった埼玉スタジアム2002
▲真っ赤に染まった埼玉スタジアム2002
怒涛の応援をする浦和レッズサポーター
▲怒涛の応援をする浦和レッズサポーター

 2006年のJリーグもついに最終節、ここ数年、最後までもつれドラマのあるJリーグですが、今年も最終節までもつれ込みました。そしてまた優勝の可能性があるのは首位・浦和レッズと2位・ガンバ大阪、そしてまたこの両クラブが直接対決するのですからJリーグのマッチメイクは本当たいしたものです。Jリーグも14年目に入り、クラブの勢力体制、実力も大分安定してきました。今年はわりと予想通り、勝ち残るであろう両クラブが最後の最後まで優勝争いし、直接対決となった訳です。

 前節、味の素スタジアムでのFC東京対浦和レッズ、勝てば優勝だった浦和レッズに待ったをかけたFC東京、浦和は勝ち点を1しか伸ばせず、この日勝ったガンバ大阪が勝ち点3を伸ばした。最終節を迎えて浦和とガンバ大阪との勝ち点は3、ガンバ大阪が優勝するには最低勝利、さらに得失点差の関係で3点差以上をつけての勝利が必要です。さらにこの日はもちろん超満員の埼玉スタジアム2002、今期今だホームでの負けを知らない浦和レッズとしては大きな大きなアドバンテージがありました。とはいえ、3点差以上の負け、あり得ない話ではない。この大きなアドバンテージが逆に大きなプレシャーとなりいつもならないことが起こるかもしれない。何が起こるか分からないから僕たちはサッカーに魅了され足しげくスタジアムに足を運ぶのです。ただそんなドラマは今日は要らない。今日は超満員に膨れ上がった真っ赤なサポーターに順当な勝利を見せてもらいたい。

 この日は小さな子どもを連れての観戦もあってバックスタンドでの観戦です。今期は結局、ゴール裏での観戦をすることはありませんでした。もうすっかりゴール裏で大声を張り上げることもなくなってきました…。昔は「指定でまったりなんてサポーターじゃないぜ」なんて思っていたわたくし…、うっかり年をとったものです。指定席ではありましたが、この日は浦和レッズが初のリーグ優勝を果たす日です。かつてないほどのサポーターが詰め掛けかつてないほどの熱い応援をするに決まっている。早めに来ないといけないと1時間以上前には埼玉スタジアム2002へ、それでもスタジアムの外からもサポーターたちの声援が聞こえてきました。「応援の練習?まだ選手たちの出てきていないのに…」いつもよりかなり気合いが入っていました。そりゃそうですよね、14年越しの念願ですから。

埼玉スタジアム2002ホーム側
▲埼玉スタジアム2002ホーム側
赤白黒のトリコロールに染まった埼玉スタジアム2002
▲赤白黒のトリコロールに染まった埼玉スタジアム2002

 キックオフには埼玉スタジアム2002には真っ赤な6万を超えるサポーターたちが集まりました。もちろんそのほとんどが浦和レッズサポーターたち、キックオフ直前には浦和レッズサポーターたちによる演出が埼玉スタジアム2002を染め上げる。この日の演出は赤、白、黒のトリコロールがスタジアムを染め上げ、バックスタンドには浦和レッズのエンブレムが浮かび上がりました。僕は残念ながらバックスタンドからの観戦、まさにそのエンブレムの中にいました。この日の62241人の観客動員数はJリーグの観客動員記録を塗り替えました。Jリーグ最高の観客を集め、優勝決定戦が切って落とされる。

浦和レッズビッグフラッグ
▲浦和レッズビッグフラッグ
Jリーグ観客動員数最高記録62241人
▲Jリーグ観客動員数最高記録62241人

 試合は優勝を決める大事な一戦だけに慎重な立ち上がり。みなさんご覧になりましたよね?試合内容は簡潔しますが、21分、マグノ・アウベス技ありの先制点を食らった浦和レッズ…。0-1と苦しい立ち上がりとなりました。この1失点は実に大きい意味があります。ガンバ大阪からしてみればあと2点、0-3なら充分あり得る、いける!そう思っていたはずです。ガンバ大阪イレブン、そしてサポーターたちのその思いを断ち切ったのがポンテでした。その6分後の27分、ワシントンからのラストパスをガンバ大阪ゴールに流し込み1-1の同点!ガンバ大阪に行きかけた流れを最高のタイミング、最高のゴールでシャットアウトしてみせた。さらに後半終了間際の44分、今度はポンテのラストパスにワシントンが決めて2-1、前半を終える。この時点で勝負あった。今期の鉄壁のDF陣を誇る浦和レッズから後半だけで4得点以上を取ると言うのは現実無理でしょう。前半終了時点で勝利を確信しました。後半はただ時間が流れ優勝の瞬間を待つだけ、59分にはワシントンの2ゴール目が決まり浦和ベンチはお祭りムードに、78分には山口に一矢報いられる失点を喫するが3-2のまま後半ロスタイムへ。14年間待ち続けた瞬間が近づく。試合終了のホイッスルが埼玉スタジアム2002に鳴り響くとそれを打ち消す怒涛の声援、勝った!3-2、最終節勝ち点をさらに3伸ばし浦和レッズの優勝が決まった!

 6万人の赤が叫ぶ、揺れる!浦和レッズの新しい聖地・埼玉スタジアム2002を喚起がつつみこむ。おめでとう浦和レッズ!ありがとう浦和レッズ!やったぁ浦和レッズ!!ここまでの道のり長かった。2004年、2005年とあと一歩だった。そして2006年ついにやった!14年目にして初のリーグ制覇。この瞬間にスタジアムにいられて本当によかった。おめでとう浦和レッズ!この優勝はこれまでの選手たちのやフロントの頑張りはもちろんだけど、僕たちスタジアムに足しげく通って声をだしたサポーターたちの力も実に大きい、その素晴らしいサポーターたちに囲まれ選手たちが埼玉スタジアム2002を巡る。やっとやっと獲得できたリーグタイトル、本当に嬉しい!ただ僕たちサポーターは貪欲です。次のリーグタイトル奪取までとてももう14年も待てない。そしてこの素晴らしいサポーターたちにより作り上げられた浦和レッズと言うクラブはもうそんなクラブじゃない、日本、いやアジア屈指のビッグクラブへと成長しました。これから先、黄金時代を築いてほしい。常にタイトルに絡み僕たちサポーターを歓喜させてほしい。今の浦和レッズの状況なら心配しなくても大丈夫ですね。

優勝杯を掲げる選手たち
浦和レッズサポーターで溢れかえる浦和の町
▲浦和レッズサポーターで溢れかえる浦和の町

 試合終了後、そして選手が退場してからも鳴り止まないサポーターたちの声援、14年間も待ったのです。好きなだけ叫ぼうじゃないですか。浦和レッズサポーターの声援が鳴り止まない埼玉スタジアム2002に後ろ髪を引かれる思いで僕たちはスタジアムをあとにしました。さあ帰ろう…じゃなくって向かったのは浦和駅、歓喜の浦和の町で夕食でも食べて祝杯でもあげようという魂胆です。埼玉スタジアム2002から浦和駅行きのバスに揺られて浦和駅へ。浦和の町はそれはそれはすごいことになっていました。行きかう人はみんな浦和のグッツを身につけ居酒屋力の周辺は往来もできない状態。浦和レッズサポーターたちがみんな歌を歌っている。すげえや!埼玉県警の警察官も多数動因されており、中にはそれに絡むサポーターの姿も…。せっかく14年越しの優勝をしてみんな嬉しいんだから何もおまわりさんともめなくてもいいじゃない…。ワールドカップの時もそうですけど、お祭りと暴動を混同する人たちどうにかなりませんかね…。なんでも二人ほど逮捕されたとか。浦和レッズサポーターとしてもう本当がっかりです。誤算だったのはありとあらゆる飲食店、居酒屋はすべて満卓、行く店行く店みんな浦和レッズサポーターに占拠されていました。今日はお祭り、浦和の町は眠らない町ですね。仕方がないので腹を減らしたまま帰ることとなってしまいました。

 さて、今年もまだひとつのタイトルが残っている。リーグタイトル奪取に続き天皇杯も獲ろうじゃないか。2007年元日、天皇杯を獲ってさっそく2年連続のアジアチャンピオンズリーグ出場権をゲットしちゃおう。リーグは終わったけど天皇杯が残っている。もちろん浦和レッズも勝ち残っている。2007年の年初めもタイトル奪取の歓喜で気持ちよい新年を迎えたいものです。

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