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２００７年Ｊリーグ第１１節
浦和レッズ対ガンバ大阪
埼玉スタジアム２００２ 2007.5.13

　昨シーズンのこのカードは最終節でした。最後の最後まで優勝を争った両クラブ、浦和レッズとガンバ大阪、あの時の再来です。ここ数年、浦和と共に常に上位に食い込み優勝争いを演じているライバル対決、今のＪリーグでは実力ナンバー１争いと言ってもなんら過言ではないカードでしょう。強敵ではあれど昨シーズン浦和はガンバ大阪に負けることはなかった。勝ち点を稼がせてもらった相手とも言えます。シーズンはまだ終盤、でもここは大切なところ、ガンバ大阪は今期もきっと最後まで優勝を争うライバルです。どこで当たろうがきっちり叩いておかなくちゃいけない。

　ガンバ大阪にとってはまさに浦和は目の上のたんこぶ、浦和にさせ勝てれば優勝していても全然おかしくなかった、そういう相手です。こんな好カード行かない訳にいかないでしょう。埼玉スタジアム２００２での３節３連続観戦です。…でも今期のプレマッチ、ゼロックス杯では０－４…大敗したんですよね。

　この日のキックオフは１６時、この日はいつもの指定席バックスタンド指定席での観戦でしたのでキックオフぎりぎりに埼玉スタジアム２００２に到着。いつものように真っ赤に染まった埼玉スタジアム２００２には浦和レッズサポーターの怒涛の応援が鳴り響いていました。今日も隙間なんて見当たらない５万５千人もの大観衆です。そしてまたさすがはライバル、ガンバ大阪サポーターたちもアウェー側を青く染めています。

　試合はここ不調の浦和にやっぱり元気がない。ガンバ大阪が序盤からペースをつかみ浦和ゴールを脅かす展開。ガンバ大阪はマグノアウベス、バレーの迫力の２トップ、その後ろから二川、遠藤の代表組が献身的に動く、するりと出てくるパスが非常に怖い。相手ながら強いはずです。先制点は１７分、遠藤からのパスにバレーがシュート、０－１、浦和はホームでまたも先制点を謙譲してしまう。前半３６分にはワシントンのゴールで同点かと思われるシーンもあったがこれはファウルとの判定…。前半はガンバ大阪が支配して折り返す。

　後半に入り浦和がホームで負けられないと意地を見せる。徐々に受身になるガンバ大阪、浦和がだんだんらしさを取り戻してきた６３分、ワシントンがＰＫを獲得、実にいい時間です。が…このＰＫをワシントンがはずしてしまう。これが本当に非常に痛かった。ここで同点ならもっと違った展開になっただろうに。。これでまたガンバに流れが行ってしまうのでは？そんな流れを変えたのは途中交代で入った長谷部、中盤を駆け巡る。この長谷部の強引なドリブル突破から阿部を経てワシントンへ、１－１浦和がついに同点に追いつく。しかしこれで手一杯。浦和は最後まで攻め続けるも勝ちきれない。はやり勝てないドローゲームとなった。これでこの３連続観戦３連続ドロー…。

　浦和にとっては辛い時期です。それでも負けていないことが救い。長いリーグ戦、必ず苦しむ時期があるもの。いかにそこで耐えるか、内容が伴わなくてもなんでもとにかく最低勝ち点１をもぎ取るそれが大事。今回、前節よりずっと内容のある試合でしたが。今日の浦和、ガンバ大阪には今期も最後まで上位を牽引してリーグを盛り上げてもらいたいものです。そして最後はもちろん浦和が優勝をかっさらってほしい。勝ちきれないはもういいから、１２節からは連勝街道で！

・埼玉スタジアム２００２徹底ガイド

・迷球魂 浦和レッズ対ガンバ大阪（埼玉スタジアム２００２）

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