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スタジアムに行こうっ!観戦日記2007ヴァンフォーレ甲府対浦和レッズ(国立競技場)

2007年Jリーグ第21節
ヴァンフォーレ甲府対浦和レッズ
国立競技場 2007.8.18

青と赤に染まった国立競技場
▲青と赤に染まった国立競技場
国立競技場ホーム側ゴール裏甲府サポーターたち
▲国立競技場ホーム側ゴール裏甲府サポーターたち

 前節、ガンバ大阪と浦和レッズの首位と2位の直接対決、アウェーの浦和レッズは苦しみながらも0-1と勝ち点3を手にした。ガンバ大阪としてはここで勝っていれば勝ち点差を7に広げることができる大事な大事な試合、追随している浦和をここで叩いておければさらに勢い付いて優勝まで突き進む最高のきっかけにできたのでしょう。2007年シーズンを決定つける大きな試合になったに違いない試合でした。浦和は首位ガンバを直接叩けたことで勝ち点1差に迫り、今日のこの21節の結果によっては首位返り咲きも見えてくる訳です。この大事な試合、ヴァンフォーレ甲府のホームゲームがなぜか国立競技場で行われます。数日前にチケットを購入、指定席はすべて完売の盛況ぶりに久しぶりに自由席で観戦してきました。

 昨年はヴァンフォーレ甲府のホームスタジアム小瀬スポーツ公園陸上競技場で行われたこのカード、夏休みもあり小瀬のキャパでは納まりきれずチケットは5分程度で完売、わざわざ神戸の遠征先からチケット取得に右往左往したのに結局チケットは取れず悔しい思いをしたのでした。今年はそういった反省もあったからなのか小瀬の数倍の観客動員数を見込める国立競技場での開催、実際、3万7千人ものサポーターを集め大盛況の試合となりました。しかし、国立競技場での開催では浦和のホームになってしまう。確かに甲府ってクラブは潤うかもしれないけど甲府サポーターにはちょっと気の毒だな…。この日のキックオフは18時30分、18時頃に国立競技場に到着すると国立競技場の半分を埋め尽くしたヴァンフォーレ甲府の青、いつも通りホームジャックする勢いの浦和レッズサポーターの赤も国立競技場の半分を埋め尽くしていましたが、はるばるやってきた甲府サポーターの思った以上の声援に驚きました。

ヴァンフォーレ甲府サポーター
▲ヴァンフォーレ甲府サポーター
ヴァンフォーレ甲府のフラッグ
▲ヴァンフォーレ甲府のフラッグ

 なんでも甲府からは大型バスが何台も出ていたとか。そう言えば甲府からなら中央道-首都高で国立競技場なんて近いですね、電車だって新宿から甲府までなんて特急が出ているし、甲府サポーターにとっても夏休み、たまに東京に遊びに来る良い口実になるかも。是非とも来年も国立競技場で開催してもらいたい。

まるでホームの国立競技場アウェー側
▲まるでホームの国立競技場アウェー側
国立競技場を真っ赤に染めた浦和レッズサポーター
▲国立競技場を真っ赤に染めた浦和レッズサポーター
ここはアウェーなんですけど…
▲ここはアウェーなんですけど…

 試合開始30分前に来て浦和のサポーター席でなんて観戦できるはずなんてないのは分かっていました。この日はホーム側自由席を取って浦和のサポーターグッツは身に付けずホーム側の隅っこからお忍び観戦です。まさかこんなに甲府サポーターたちで埋め尽くされるとは思っていなかったので肩身が狭い…。さらに甲府サポーターたちはみんなおそろいの青い防止やビブス、ファンバナーで身を固めている。入場の際に配られたチラシを見るとこの日は「東京エレクトロンサンクスデー」と銘打ち、先着2万名にこの甲府グッツがプレゼントされていました。さらに衝撃的だったのが…17時過ぎから大黒摩季ライブがやっていたのです。大黒摩季さんが歌い上げたのは「熱くなれ」「ら・ら・ら」など誰もが知るヒット曲、別にファンって訳でもない僕ですが、知っていれば見たかったな…。浦和ホームの試合なら事前にホームページなどを見るのですが、情報収集を怠りました…残念。

 試合は始まったとたんにとにかく目立ったのが田中達也、本当に調子が良いのが分かりました。動きがキレに切れている。6分、早々に試合はやっぱり達也のゴールで動く、前半はとにかく浦和のペース、優勝を狙うクラブとしてその実力を思う存分発揮する。この日の達也はとにかくキレていて前線を小さな体でとにかく走る走る。達也に入ればやってくれる、そんな得点の臭いが漂っていた。達也のシュートがポストに嫌われるシーンなど、甲府ディフェンス陣を切り裂く切り裂く。36分にはこの日達也に負けず劣らずキレまくっていた平川が左サイドをライン際まで切り裂く、優しく出したパスをゴール前で待っていた永井はただ合わせるだけ、0-2、永井の得点ですが素晴らしかったのは平川、前半36分にして2点のビハインド、ダメージの残っている甲府をさらに追い詰める3得点目は混戦からの鈴木啓太のゴール、浦和の強さだけが前面に押し出される形となった前半は0-3、大勢の甲府サポーターには辛い前半となりました。

 後半は早々の46分、甲府石原の見事なミドルシュートが浦和ゴールに突き刺さる。この日鉄壁だった都築もあのシュートは止められない。このゴールで開き直ったのか甲府が浦和を攻め立てる。それでもリーグ最小失点で上位に立つ浦和ディフェンス陣が甲府の攻撃を跳ね返す。それでも点差は2点、すっかり元気になった甲府攻撃陣、まだまだ試合は分からない。この試合を決定つけたのはやっぱり達也、63分にセンタリングを頭で合わせて4点目、これで勝負あり。後半は浦和が守って甲府が攻めると言う形で終わったが浦和のディフェンスは安定していて負ける気が全くしなかった。久々に面白いサッカー観戦ができました。

 さあ気になるのはガンバ大阪です。帰ってスポーツニュースを見ると横浜FC相手にまさかの引き分け。降格のちらつく最下位相手に落としてはいけない星を落とした。これで浦和がついに首位に返り咲くこととなった。ガンバ大阪としては前節、ホームで浦和に付けられた土で歯車が狂ったのでしょう。とは言え2位ガンバ大阪との勝ち点差は1、面白くなってきました。できればこのまま首位の座を守り続けて優勝へ。でも難しいかなぁ。


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