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スタジアムに行こうっ!観戦日記2007Jリーグ第33節 浦和レッズ対鹿島アントラーズ(埼玉スタジアム2002)

2007Jリーグ第33節
浦和レッズ対鹿島アントラーズ
埼玉スタジアム2002 2007.11.24

埼玉スタジアム2002周辺、開門を待つ浦和サポーター
▲埼玉スタジアム2002周辺、開門を待つ浦和サポーター
埼玉スタジアム2002ホーム側ゴール裏
▲埼玉スタジアム2002ホーム側ゴール裏

 31節、等々力陸上競技場での対川崎フロンターレ戦、前節、埼玉スタジアム2002での対清水戦、優勝できる可能性がありながら成らない優勝、ACLの疲れなど週に2試合の過密日程の中で足の動かない選手たち、それでも負けない浦和レッズ、伸びに伸びた優勝決定の瞬間はホーム最終戦、33節この対鹿島アントラーズ戦にまで持ち越された。ここまで首位浦和レッズは勝ち点70、2位鹿島アントラーズは66、浦和レッズは勝てば文句なし、引き分けでも残り最終節だけとなり優勝決定です。14日、アジアチャンピオンズリーグを制し、Jリーグクラブ初のアジア王者に輝いた浦和レッズ、今期もしっかりJリーグ王者を連覇してこそ真の王者です。タイトルはいくつあったっていい!僕たちサポーターはとても貪欲です。ここ、ホーム埼玉スタジアム2002で鹿島アントラーズの夢を打ち砕こうじゃないか。

 一方の鹿島アントラーズにもこの試合、実質決勝戦である理由がある。首位浦和とは勝ち点4差、負ければおしまい。勝てば最終節に優勝の可能性を残す。勝つしかない。さらに浦和がACLを制したことで来年のACL出場権を前年度優勝枠で獲得した。これにより天皇杯優勝枠が今年元日浦和に敗れた天皇杯準優勝のガンバ大阪に移行、浦和がACLを獲ったことで浦和、ガンバ大阪以外の今期Jリーグ最上位クラブに来年のACL出場権が与えられることとなる。鹿島にとってみれば、この試合をものにすることでACL出場権、リーグ優勝の可能性が転がり込んでくる訳です。ある意味浦和よりモチベーションの上がるご褒美が転がっている試合です。絶対に負けられないのは同じこと。

浦和レッズサポーターたち
▲浦和レッズサポーターたち
鹿島アントラーズサポーターたち
▲鹿島アントラーズサポーターたち

 この大注目の一戦にチケットは当然完売、埼玉スタジアム2002は浦和レッズの赤、鹿島アントラーズの赤で染まりそれこそ360度真っ赤になりました。6万2千にもの観衆を集めスタジアムのボルテージは最高潮、そのほとんどが当然、浦和レッズサポーターたち。この最高の雰囲気の中、ホーム最終戦で連覇を決めてみせようじゃないか。選手が入場してくると埼玉スタジアム2002バックスタンド側に浮かび上がったのは巨大な王冠、オレたちが王者だってことですね。こんな圧倒的サポート体制の中、アウェー側ゴール裏一角を陣取った鹿島アントラーズサポーターたちも可能性を信じて声を張り上げている。リーグ戦も終盤、こういった雰囲気のスタジアム、生観戦、本当に最高です。

埼玉スタジアム2002に浮かび上がった王冠
▲埼玉スタジアム2002に浮かび上がった王冠
浦和レッズサポーターたちの凄まじい応援
▲浦和レッズサポーターたちの凄まじい応援
埼玉スタジアム2002ホーム側ゴール裏
▲埼玉スタジアム2002ホーム側ゴール裏

 試合は鹿島のペースで始まる。試合への気合いがにじみ出ている積極的な攻撃、この日やはり疲れからなのか、やはり動きにキレが見えない浦和レッズの選手たち。それでも浦和自慢のディフェンスはしっかりしており、鹿島の積極的な攻撃も見事に防ぎ、いなし決定機を与えない。それと同時に浦和にも得点の臭いはしない…。両クラブ決定的見せ場がほとんどない中、前半を終えようとした中、鹿島の新井場が細貝を倒してこの日2枚目のイエローカードで退場、鹿島の気合いがさせてしまったのだろうか?前半で鹿島は10人になる厳しい展開となった。前半はこのまま終了。後半、一人少ない優位を得た浦和レッズ、でもなんだか嫌な感じがしたのは僕だけでしょうか?前半で一人少ない相手か…。いつかのナビスコ決勝対FC東京戦みたいなことになりませんように。

 後半、一人少ない中で浦和が攻勢に出る。当然その弱点を突く浦和でしたが、決定機には至らない…。鹿島はひとり退場で吹っ切れたのか?しっかり守ってカウンターの形、もうそれしかないからなのでしょう。しかしこれが効を奏してしまう。後半21分、田代からのパスに野沢のシュート、カウンターからの失点…。このシュート悔しいけど素晴らしかった…。0-1、厳しい状況の中、鹿島が先取点をもぎ取った。この1点を完全に守りに来る鹿島、オリヴェイラ監督はディフェンダーを投入、残り約20分徹底的に守り抜く戦略、実に分かりやすい。ならば浦和はカウンターに気をつけて1点とにかくもぎ取るサッカーを、そう浦和は1点で良いのです。小野を投入するなどオジェックもこれに応戦するもその1点が遠い。後半終了間際には遅延行為などで鹿島の選手にイエローカードが飛び交いまくる。見ていてイライラした。プライドを捨ててとにかくとにかく勝ちに来ている鹿島、さらに船山が浦和サポーターに唾を吐いたということで一発レッドカード、鹿島は9人になった。この姿勢が実を結び試合はこのまま終了…。喜びを爆発させる鹿島の選手たち、そしてサポーターたち。鹿島はこの勝利で浦和との勝ち点差を1とした、10冠に向けて最終節に可能性を繋いだ。この試合、負けたら終わりなのは分かるけど、それにしても鹿島、ちょっとやりすぎでは?次節、最終節はカシマサッカースタジアムで4位の清水が相手、二人も退場者を出してしまって果たして戦い抜けるのだろうか?まあ鹿島にとってみれば次のことを考えている場合ではない試合でしたが。ともあれ浦和には手痛い敗戦です…。

 ホーム最終戦、真っ赤な埼玉スタジアム2002、最高の雰囲気、この中で決めたかった。この敗戦は痛いです。が、それでもまだ首位、浦和はまだ勝ち点1差で首位です。次節、最終節、日産スタジアムでの対横浜FC戦に勝てば文句なく優勝です。しかも横浜FCはリーグ最下位J2降格クラブ、さすがに大丈夫…ですよね?鹿島の大逆転優勝とかそんなの本当にいりませんから。


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