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スタジアムに行こうっ!蹴球狂の詩13人の敵 Last up 2004.8.3
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13人の敵

アジアカップ2004
日本代表対レバノン代表 2004.7.31
日本代表対バーレーン代表 2004.8.3

 日本代表が中国の地で熱い戦いを繰り広げています。五輪だ、欧州クラブ来日だとなにかと忙しいここんところですが、なんつったってA代表でしょ!とは言ったものの正直、アジアカップに対する注目度は低い。「五輪とW杯」ってのでも書いたことあるんですけど、日本人の五輪に対する重要度が高く、男女仲良く五輪出場を決めた日本五輪代表へ注目が流れたこと。久保、坪井など主力選手の離脱で1.5軍でアジアカップにのぞまなければならないこと。レアルマドリード、バルセロナ、インテル、バレンシア、ボカ・・欧州、南米の強豪が次々と来日しJ各クラブと親善試合を行い世界のプレーに酔いしれちゃったこと・・「今さらアジアなんて見れない・・」僕もなんとなくそんな風に思っていました。

 アジアカップ2004が開幕してから日本サッカーは五輪の親善試合、欧州クラブの来日で毎日毎日なんかしらの試合が続く。そりゃうちのおかんも「毎日毎日代表選手たちは試合やって大丈夫なの?」なんて言っていたのが、「今日は平山がいる方の代表ね」なんて学習できちゃうくらい試合が続きました。見れないって・・。アジアカップに関してはまともに見られたのは初戦のオマーン戦くらい。あとグループリーグはちらほら見たくらい。「1.5軍でもグループリーグは突破できるだろう」そんな風に思っていました。内容とやかくは置いといて日本は2勝1引き分けグループ1位と狙い通り決勝トーナメントに進出しました。

 決勝トーナメントに入ってからビデオ観戦にはなりましたがじっくりとアジアカップ2004を楽しみはじめました。今の日本代表が1.5軍なんて失礼ですね!内容はそりゃ課題だなんだあると思いますが、そんなこ難しいこと僕に分かるはずもない。その戦いぶりです。「絶対に勝つ!」っていう強い信念がブラウン管からもビシバシ伝わってくる熱い熱い戦いを繰り広げている。ここ久しく見ることができなかった魂のこもった日本代表が中国で戦っている。最近になって、欧州やら南米やらの強豪との試合ができるようになったけど、つい数年前まで日本代表が熱い戦いを繰り広げるのはアジアだった。そしてずっとずっとアジアの壁は越えられない壁だったんです。レバノンの2000年大会は確かに日本の強さが際立っていた。決勝戦以外は横綱相撲だったかもしれない。でもまだまだ王道を進むには早い、アジア王者のタイトル、熱い魂のこもった戦いが見られるのは必然でした。僕は認識を改めました。さぁ我が国ニッポンを気合い入れて応援しよう!2000年のタイトルを防衛してコンフェデ杯の出場権を!

 気合いを入れなおして観戦した決勝トーナメント、日本はもちろんのことアジアの選手たちは勝利のために実によく戦っている。アジアの王者を目指してよく走っている。だから僕らも熱くなって観戦できる。・・けど、だからこそすげえがっかり、それを台無しにしてくれちゃっている方々がいる。もちろん審判の話です。クソです。

 7月31日、決勝トーナメント、日本代表対レバノン代表。終始、「どうなの?この審判・・」ひたむきに頑張る選手たちとはとても釣り合いの取れないようなジャッジの連続。戦いの舞台、重慶は日本と歴史的因縁がからみ反日感情の強い地域。グループリーグからのことですが、スタジアムの雰囲気はホスト国が相手じゃないっていうのにまさに怒涛のアウェイ。この日の主審もその雰囲気に飲まれたのか?それともバカなのか?かなり日本に辛口の判定が続く。このマレーシアの主審が決定的にやらかしてくれたやっちゃたのが延長でも勝負がつかずもつれこんだPK戦。日本のキッカーは1番目中村、2番目アレックスと同じように右足がすべってボールはクロスバーのはるかかなたへ。「反対側のゴールでやらせてくれ」と抗議に行った宮本。主審がこの抗議を飲む形で反対側のゴールが使われることになった。ってこのボロボロのピッチで日本はふたり蹴ってレバノンは1人・・。レバノンの2番目からPKが再開される・・しかもレバノンの2番目は左利き・・。軸足の右足は中村やアレックスのようにすべらずにゴール・・。中村、アレックスと同じペナルティスポットから蹴ってもそりゃ入ったかもしれない。でも反対側のゴールを使うのなら日本もレバノンも共に二人蹴ってからだろ!公平、平等、どこにいっちゃったの?このクソ審判にイライラさせられつつも川口のスーパーセーブで勝ちを拾った日本!川口、ホントすごかった!ほんっっっとひっさしぶりに神が降りた川口を見た。この試合、どうにか勝ったからいいものの、この主審ホントひどかった。日本は怒涛のアウェイで迷球(中国のサポーター)を含めた12人と戦わなければならなかった、それは仕方がない。そしてさらにもう一人、公平であらなければならない主審という敵・・。よくぞ13人相手に11人で勝ちあがった!

 そんで今日、8月3日、準決勝。勝利の美酒にそんなイライラも忘れていた僕にさらなるイライラをプレゼントしてくれたのは・・もちろん今日もクソッタレ審判です。今日も怒涛のアウェイ、日本選手がボールを持っただけでブーイングの嵐を投げつける迷球たち。中国が優勝するためにはぜひともここで日本に消えてもらいたい、そこはアウェイ仕方がない。だけど主審がそう思っちゃダメ!この前のレバノンに匹敵する愚かなジャッジが続く。遠藤の退場・・あれがレッド・・。レバノン戦は11人対13人で勝利したニッポン、「んじゃ今度は10人対13人でどうだコノヤロー!」ってな感じなんでしょうか・・。終始、日本に辛口っていうかもうバーレーンにどうにか勝たせたい意思が見えるジャッジが続く・・。それでも負けない我が国ニッポン、ホントものすごい逆境を力にかえて勝利をものにした。よく追いついた中澤、よく倒れず流し込んだ玉田。今の日本代表、ちょっとつうかかなりすごい!ホントよく勝った!!

 ・・それにしても決勝トーナメントの主審。本当にひどい。この悪意に満ちたジャッジの中でも決勝まで勝ち進んだ日本はホント素晴らしいけど、決勝戦ではこんな愚行は見たくない。ジャッジは公平であるべき、こんなの当たり前のこと。7日、決勝の相手はホスト国中国になった、日本は今までのブーイングが子守唄に聞こえちゃうくらいのまさに敵地、迷球たちが360度取り囲む檻にぶち込まれて戦うことになりました。中国選手たちの背中を押す12番目の選手たちは13、14人分、もしくはそれ以上の力を選手たちに与えるでしょう。それはかまわない、それがアウェイだしそうあるべきだ。日本代表が正々堂々と背中を後押しされる中国代表と怒涛のアウェイの中で戦うところを見たい。ここまで勝ち抜いてきた両国のためにも公平で平等なジャッジの下、戦わせてあげたい。

 決勝トーナメントのこの2試合、アジア各国の意外とレベルの高いサッカーに「おぉお〜!」って思っていたのに圧倒的にレベルの低い、低すぎる審判・・。せめて決勝戦だけは!僕は切に願うのでした・・。みなさんはどう思いました??

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