気持ちよく楽しくサッカー観戦するために Ｊリーグ爽快観戦術

良い座席で観戦したい-少人数編-

　少人数の場合でも良い座席で観戦したい-大人数偏-で紹介した方法はそのまま当てはまります。ひたすら早く行って、座席を確保する、これに勝る手段はありません。ここでは少人数だからできるコツを紹介します。

優しい団体さんを探す

　「大人数偏」でも触れたように、大人数で観戦しているようなサポーター集団は相当に早くから並んでいて、それゆえに相当良い座席を確保しています。大人数での座席確保の方法は大人数編で紹介したようにテープでビ～っと貼ったり、タオルマフラーやレプリカなどの荷物を座席に置いていったりと時間との勝負、早いもの勝ちです。そんな席取り合戦の最中にいちいち座席を数えていられるでしょうか？とりあえず多めに、みんなの分が足りるだけ取っておくのです。

　また、本当に規模の多い集団の場合は、自分たちでも、今日は仲間が何人集まるか、キックオフ直前じゃないと分からないなんてところもあるかと思います。直前に来れなくなった人だっているかもしれない。こういう大勢で来ている人たちのところに行って座席を譲ってもらいましょう。３０人で来ている集団は３３、３４くらいの座席を確保している事が多いのです。つまり少人数だからこそできる隙間を狙うという事です。この場合、以下のマナーというか、守る必要があると思います。

それでも会場時間には行く

　いくら団体さんたちに座席が余っているからと言っても試合開始直前に行っても余っていません。余っていても、徹夜で並んでやっと確保した良席を試合開始直前に来たような人に譲りたくないと言う気持ちも働くことでしょう。一生懸命並んで良い座席を確保した団体さんに敬意を表した方が良いのではないでしょうか？少なくとも開門時間には行って、少しでも早く団体さんに接触してアピールすることが大切です。

アピールする

　集団で観戦しようと集まっている人たちはガンガン応援しようと一生懸命並んで良席を取ったサポーターたちです。必然的に周りは元気に応援するような人たちが集まります。スタジアムではこういう人たちが集まって大声を張り上げるから楽しいのです。キックオフ直前に来たようなあんまり応援しそうもない人たちが近くにはいてほしくないと思っていることでしょう。座席を譲ってほしいとお願いしにいく時は「僕らは一生懸命応援するよ～！」「あなた方も僕らが近くにいた方が楽しいよ～！」そんな気持ちでアピールするのが大切です。「これから同じチームを応援する仲間に入れてよ、ずっと並んでやっと取った座席なのにごめんね、どうもありがとう！」こんな気持ちを持ってお願いすれば気持ちよく譲ってもらえることは多いです。同じチームを気持ちよく応援する仲間、サポーターたちがいつも求めているものだからです。

ひとり観戦なら

　ちょっと寂しいひとりでの観戦、もうこれをするのは生粋サポーターの粋に達した方でしょう。本当に好きだから仲間がいなくてもひとりで観戦しちゃう訳です。僕もひとりでの観戦は数えるくらいしかしたことはありませんが、ひとり観戦には大きなメリットがあります。座席を取る苦労があまりありません。ひとりならやっぱり座席は空いている訳です。団体で観戦しているようなところに声をかければやっぱり一席くらい荷物置きになっている席があるものです。プラチナ化した大注目の試合であっても、ひとりでの観戦なら開門後に行っても積極的に声をかけて回ればひと席くらいならどうにかなる事が多いです。

女の子の方が…

　サッカーのゴール裏を陣取る熱いサポーター集団は男女比ではやはり男性が多いと思います。「その席空いていませんか？譲ってもらえませんか？」と声をかけて回る際、女の子にお願いに行ってもらった方が譲ってもらえる可能性が高い…これは間違いないです。埼玉スタジアム２００２ができる前の駒場スタジアムでの浦和レッズホームゲームなんて、どんなに早く並んだって座席が取れない…。いつも席を譲ってもらおうとみんなで声をかけて回りましたが、譲ってもらえるのはいつも女の子でした。野郎どもが頼んでももう全然ダメダメでした…。