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店頭販売

店頭販売とは？

▲チケットぴあの店頭販売所　ぴあステーション

▲西武ドームでのファンクラブ限定先行店頭販売

　発売日に各地にあるチケット発売所（ぴあやプレイガイド、各クラブのチケット販売所の窓口など）に直接並ぶという方法です。同時に電話発売なども行われていますが、各地の販売所では発券センターと直接つながっているので最も確実に取れる方法と言えます。本当にプラチナチケットならより早く並ぶ、非常にシンプルですがこれしかありません。

　しかし、この店頭発売はＪリーグやプロ野球のレギュラーシーズンチケットなどでは店頭、電話、インターネットなどと同時に行われることもありますが、即日完売必至のような人気カードでは行われていません。当然、完売が見込まれるサッカー日本代表戦では行われていません。理由としては長い行列がずいぶんとできて交通渋滞を招いたりといろいろ理由があるみたいですが、こういった話もあるんです。

こんなことがあったんです

　ずいぶんと昔の話となります。１９９７年フランスワールドカップ最終予選。日本ホーム、国立競技場で行われた試合です。日本対韓国においては１０万円を超えるプラチナチケットとなりました。この時のチケット発売方法は電話販売と同時に店頭発売も行われていました。ここに発売日前日から並んでいたおちサークルのふたり、タカとおちがいました。徹夜で寒い中並んだふたり、朝になり時は発売の１０時５分前というところでしょうか？ふたりは信じられない光景を目撃します。

　頬に傷があったかどうかは定かではありませんが、ようはこわーいお兄さん方が列の２番目に割り込んだのです。「え！？えぇぇぇ～～！！」昨晩から寒い中並んできた人たちはみ～んな思った事でしょう。しかしプロの方相手に誰が「やい！割り込んでんじゃね～ぞ！こっちは昨日の晩から並んでんだぁ！！」なんて言えるでしょうか？彼らはまんまとプラチナチケットを手にし揚々と引き上げていきました。きっと当日、千駄ヶ谷の駅前でものすごい値段で売られているんでしょう。全国のチケット販売所でいっせいに発券されたのです。最終予選、何十万枚とあったチケットは５分も経たずに完売しました。タカとおちちゃんはそれでもギリギリ取れたんだけどね。

　こういった事が起こったのは実はココだけじゃありませんでした。発売後、サッカー協会にクレームの電話が鳴り響いたそうです。その後、サッカー代表戦の店頭発売はなくなりました。そういう訳もあってか、これからも店頭発売は行われないとは思いますが、店頭発売が行われている希少価値の高いチケットの場合、店頭でしか取れないと思った方が良いでしょう。ところが…

ひょんなことから復活しました

　…という訳で店頭販売はサッカー日本代表戦においては封印された発売方法となっていたのですが、２００３年ひょんなことから復活しました。正確には復活せざるをえなかったのです。２００３年５月６月にかけて予定されていた東アジア選手権２００３がアジアに猛威を振るった新型肺炎ＳＡＲＳの影響で延期になったことに始まります。サッカー日本代表強化のためにどうしても親善試合を行いたいジーコ監督、大切な選手たちを危険な国になんか送り込めない各国サッカー協会、試合調整は難航を極め、親善試合が正式に決まった時、試合日まで１週間って状況だったのです。代表戦の３日前にチケットが発売されるという普通ならあり得ないことになりました。そういう訳で泣く泣く店頭発売復活となったのです。僕らのにらんだとおりぴあは店頭発売、電話発売が同時であったため電話ではまったく無理でした。店頭発売がある場合、この方法が一番確実です

　さらに2011年3月、東北地方を襲った未曾有の大震災のチャリティーマッチとして大阪長居スタジアムで開催されるサッカー日本代表対Ｊリーグ選抜の試合も日程調整がギリギリとなったため試合1週間前にチケットが発売されます。このためこの試合においては電話販売が行われず店頭販売のみでした。

店頭販売のメリット

　即日完売するようなチケットの場合、各プレイガイドは発売日当日は店頭販売自体を封印し、発売日のみの専用電話番号などを設置するなどして対応します。当然、発売日に完売したチケットは店頭で販売されることはありません。人気の興行においては店頭販売自体が行われないってことがほとんどです。

　 ところが、そこまで人気ではない、即日完売が見込めない試合やうっかり即日に完売しなかった興行の場合どうでしょうか？発売日以外は各プレイガイド店頭で普通にチケット購入が可能になります。こうなった場合、店頭販売のメリットが発生します。自由席の場合関係ありませんが、指定席で観戦したいって場合、店頭販売であれば残っている席を確認した上で好きな席を取れるってことです。

　 このメリットは大きいですよ！例えばサッカー日本代表戦のカテゴリー１を取ろうと思ったら、もう希望もへったくれもありません。電話しまくってつながったらラッキー！でもカテ１でも「う～ん…こんなに隅っこなの？」なんてこともザラ。でもだったら希望の席をつっても１時間もしたら完売…。いい席を取れるかどうかは運のみぞ知るってやつです。ところが店頭販売なら「指定のメインスタンドならどこが開いてますか？バックならどこ？」なんて店頭の方に尋ねてから購入できる。2004.8.8のＦＣ東京対ＡＳローマの親善試合の時にはまさに店頭でこういうやり取りをしてバックスタンドのど真ん中をＧＥＴしましたよ！

店頭販売でのチケットゲット暦

・2008.11.14 アジアシリーズ埼玉西武ライオンズ対統一ライオンズ
　東京ドームでのアジアシリーズ、良席で観戦しようと店頭販売を利用するも指定席はどの席も残席あり。人気がないと判断し、自由席でも十分と判断しました。

・2006.9.23 浦和レッズ対清水エスパルス
　埼玉スタジアム２００２バックスタンド２階席のほぼ中央、通路側を指定してのチケットゲット、かなり有意義に観戦できました。

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