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スタジアムに行こうっ!観戦日記2001日本代表対イタリア代表
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キリンチャレンジカップ2001
日本代表対イタリア代表
2001.11.7 埼玉スタジアム2002

埼玉スタジアム2002 2001年11月7日、キリンチャレンジカップ2001。思えばこの大会の歴史はまだまだ短い。98年トルシエ監督の初采配となった大阪長居のエジプト戦が第一回だった。昨年は韓国。これまで「まぁ日本の代表にはこんなもんでしょ」ってトコばっかりだった。しかし今回!今までの代表戦が前座って言っても言いすぎじゃないってこの国!イタリア代表来日っ!すっげ〜!言わずと知れたW杯優勝3回、国内リーグは世界最高峰リーグと称えられるセリエAを誇るアズーリ(イタリア語で青色)の来日っ!しかもイタリア代表は最高のメンバーをそろえてこの試合にのぞんでくれました。けっこう前からトラパットーニ監督はフルメンバーで行くって言ってたんだけどね、発表になってみたらホントに最高のメンバー!トッティにデルピエーロにインザーギに・・。チケットは代表戦では久々の超のつくプラチナチケットになりました。チケットはホント取れなくって取れなくって大変でした・・。いつもならどうにかこうにかGETしてきた日本代表戦のプレミアチケットなれど今回は僕らも全滅・・イタリアすげえ・・。それでもどうにかオークションサイトで落札!「どうせ数倍の値段でだろ!」って思うでしょ?それが定価+200円、Yahoo!オークションじゃ3〜4倍が当たり前でした。これマジで破格でしょ!各種オークションサイトを巡っていたらこのイタリア戦を大量に出店している方を発見!新宿駅で直接渡してももらったんだけど「何で?」って聞いたら何でもイタリアと取引している仕事をしているそうでイタリアサポーターの分のチケットが大量に手に入ったんだってさ。いるんですねこういう方が。おかげでいろいろチケット入手の勉強したからね!「チケットGET道」のコーナーにさらにコツを追加しますから。

サポーターへのプレゼント
↑サポーターへのプレゼント
 この日のチケットは自由で4千円。「あれ?いつもの代表戦、今までのキリンチャレンジより高いぞ・・」まぁあのメンツじゃ高い気もしないけど・・。やっぱりイタリア代表を呼ぶってんでお高いんでしょうかね?そのせいなのか?サポーターへのプレゼントはいつもの代表戦より豪華だった。昨年のキリンチャレンジでも配られ来年のカレンダー、今年も2002年のカレンダーが配られた。昨年のカレンダー同様、キリンの宣伝はちっちゃくのってて品のあるとてもうれしいカレンダーでした。さらに今年はバッチ付き。やっぱりイロイロ貰えると僕みたいなミーハーは非常に嬉しいでね。配られたカレンダーは左のような物。各月に代表選手の写真がでかでかとのっかってて代表ファンには非常に嬉しいものでしたよ。

行列するサポーター
↑行列するサポーター
非常に盛り上がるサポーター
↑非常に盛り上がるサポーター

 この日の試合は来年のW杯、日本代表の初戦会場となる埼玉スタジアム2002で行われました。サッカー専用の6万人収容のスタジアム。なんでも総合競技場のトラックってあるでしょ?あの部分に観客席を作ると約1万6千席にもなるんだって。この埼玉スタジアム2002にはそのトラックがない!サッカー専用だから!!サッカー専用スタジアムに行かれたことある方なら分かるでしょ?ホント近いんです。この日、僕らは平日ってのもあって昼頃から並びました。それでもかなりの行列・・。それでもアウェイ側ほぼゴール裏かなり前段に陣取ることができました。いつもなら中段くらいにするんです。あんまり前だとゲーム展開がやっぱりわかりずらいんですよ。でもね、今回はそんな事よりなにより、イタリア代表を間近で、ゴールシーンをすぐそばで観たかったんです。その狙いは大的中!日本、イタリアの得点シーンをホントすぐそばで観ることができました。写真は日本代表、イタリア代表のゴール直後の様子です。

多々見られるイタリアの応援
↑多々見られるイタリアの応援
国歌斉唱する工藤静香
↑国歌斉唱する工藤静香
 この日のキックオフは19:20、19時ちょっと前には日本代表が、さらにその後にイタリア代表が姿を現しました。いつもの代表戦ならまさに国際試合のホーム、日本代表を応援する声一色なんですが、この日はいつもと勝手が違う。イタリア代表の登場に大歓声!スタジアムにはイタリア代表のユニフォームを着ている人(アウェイってのもあるけどね)、セリエAのユニフォームを着ている人が多々見られた。試合が始まってもいつものようなブーイングは聞こえてこない。みんな日本にガンバってほしいけど、やっぱりイタリアの世界のプレーを魅せてほしいって思っていたのでしょう。今や、木村拓也さんの奥さん、工藤静香さんの国歌斉唱でいよいよ試合開始の雰囲気が埼玉スタジアム2002を包む。トッティがいるデルピエーロがいるインザーギがいるココが、カンナバロが・・。今からきっとファンタジスタたちがうなるプレーを魅せてくれる。期待となんとなく尊敬の混じった今までにない代表戦の雰囲気があった。そしてキックオフ。

柳沢のゴールに沸くサポーター
ホントすぐそばにピッチがある
 試合はまさかまさかの展開!なんと日本が先制点を奪う!まさかって感じだったので非常に嬉しかった!前半10分、稲本の浮き球の縦パスに最高のタイミングで飛び出した柳沢が右足アウトサイドのダイレクトシュート!!日本に先制点をもたらした。「えぇ!?日本が先制点?」一瞬の沈黙を置いて6万人の大歓声がうずまいた。世界一強固と称えられるイタリアDF陣をこじ開け、日本が先制のゴールネットを揺らした。ヤナギすげぇ!難しいボールをダイレクトでそのまま流し込んだ!この柳沢のゴールも素晴らしいが忘れてならないのは、このふたり、稲本と小野だろう。イタリア陣やや深い左サイドで小野が競り合った球が稲本の前にこぼれた。カンナバロに背中を押されながらも稲本は柔らかいクロスを柳沢へ。「ファウルではないのか?」そんな一瞬の間にも飛び出した柳沢もやっぱりホント素晴らしい!粘り強くボールに食らいついていったイナと伸二、このふたりあってこその先制点だった。

 この先制点の意味は大きい。まさか世界のアズーリがアウェイとはいえ極東の日本ごときに負けるわけにはいかない。先制点を取られれば負ける可能性があるのだ。前半10分、早い時間の得点で、本気になったイタリア代表と本気の試合ができる。・・とは言ったもののどこまで本気だったのかは不明だけどね。それでも1点のビハインドはイタリアにもいくらかの影響を与えたことでしょう。

ゴールに喜ぶイタリア代表
↑ゴールに喜ぶイタリア代表
声援に応える日本代表
↑声援に応える日本代表
 この日の日本DF陣。そして何より曽ケ端がガンバった。前半は0−1で折り返す。後半、1−1とされるも試合は同点のまま。試合日程のきつさ、ピッチコンディションの悪さ、時差ぼけなどなど理由は腐るほどあるのだろうが、日本代表としてはそれでもあのアズーリと引き分けられたなんて結果としては申し分ないだろう。もっともっと最高のイタリア代表のプレーが観たかったけれど、この結果はよかったなぁって思いますね〜。

 やっぱり気になっちゃったのはピッチコンディション。TV観戦されていた方もよく分かったんじゃないですか?埼玉スタジアムにとっては、最悪の「国際デビュー」だった。この前のこけらおとしの時もやっぱりひどかったけど、あれから1ヶ月弱。やっぱり芝が十分に根づいていないため、選手が少し強めに踏み込んだだけでめくれあがった。前半だけでボロボロ・・。イレギュラーバウンドはもちろん、普通に走ったり、蹴ったりできない始末。転倒も続出。けがを恐れた選手が、力をセーブする場面も。・・横浜国際のあの素晴らしいピッチならもっと素晴らしいイタリア代表が観られたのかもね・・。芝の育成は時間と根気が必要なものなのだろうけど、国際試合に見合ったピッチに仕上げてほしかったですね・・。

夜に浮かぶ埼玉スタジアム2002
↑夜に浮かぶ埼玉スタジアム2002
試合後配られた号外→
試合後配られた号外
 これでちょっと興味深いのは柳沢の移籍ですね。ペルージャからオファーがあるなんて話もなるけど、この試合はきっとイタリアのスカウト陣もたくさん見ていることでしょう?柳沢がほしいって思ったクラブもあるんじゃないのかな?W杯まであと200日あまり、さらに海外で活躍する選手の登場、Jリーグの活性、などなどで日本にはなんとしても決勝トーナメントまでがんばっていただきたい。なんてったって今の日本代表なら世界の強豪にも引き分けることはできるんです!試合後、埼玉スタジアム2002のまわりでなんと号外が配られた。日本代表はイタリア代表と引き分ければ号外ものの出来事なんです。このニュース、いつか号外が出ないようになっていてほしいものです (やす)
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