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スタジアムに行こうっ!観戦日記2005年J1第4節 千葉対大分
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2005年J1リーグ第4節
ジェフ市原・千葉対大分トリニータ
市原臨海競技場 2005.4.9

 なぜか市原臨海競技場に行くことになりました。この日埼玉スタジアム2002では浦和レッズ対ガンバ大阪が行われていました。もちろん浦和の応援に行きたかったのですがちょっとこの日、千葉にまで行く用事があったものでジェフ千葉対大分トリニータを観戦、別にどちらのクラブのファンでもなんでもないのになかなか玄人好みの試合観戦となりました。

 市原臨海競技場は初の観戦、桜が満開の市原臨海公園内を抜けると見えてきた小さな市原隣家競技場、行ってみて思ったのはいやいや小さなスタジアムです。またスタジアム観戦のコツの方でも紹介すますけどJ1やるにはギリギリのサイズですね。でもあの小さなスパンならではの魅力もあります。やっぱり選手は近いしピッチの選手たちの声まで聞こえる。たまにはこういうスタジアム観戦もおつなものです。

 この日注目していたのはオシム監督率いる市原の走るサッカーです。前節我が浦和レッズを破った大分ですが、あれはアルパイのレッドカードで始まった浦和の自滅が原因。どっちのファンでもありませんでしたが、やっぱりホームを応援しようと市原側S指定席で観戦しました。当然完売するわけもないカード、先日、ぴあ店頭販売で席を指定して獲得したチケットだけに良席でしたよ。

 試合はなかなかおもしろい展開になりました。まあお金払って観に行く価値ありの試合!まず流れをつかんだのは大分。カウンターからチャンスをつかんだ大分がFWトドの振り向きざま技ありのシュートで前半早々試合を動かす、さらに前半5分、今度はサイドを深くえぐられた市原はクロスボールをゴールに流し込んでしまう…。オウンゴールで前半5分で0−2のビハインド、厳しい。そんな市原も徐々にホームらしさを取り戻し走るサッカーを体現し始める。前半39分には佐藤からのスルーパスにハースが豪快にシュート、1−2、さらにハースの豪快なヘッドで前半を2−2で折り返した。前半5分までのあのもろさ、よく前半だけで追いついた。


▲阿部のファインゴールに駆け寄る市原イレブン

 後半はもう完全に市原ペース、たまに大分もカウンターを仕掛けるも45分攻めたおしていたのは市原だった。そんな中、この日一番の見せ場は大分ゴール前左からのFK、もうまさしく阿部の距離、ここからなら絶対阿部、「こりゃいいもん観に来た!」って位置でした。阿部とこの日2得点のハースがなにやらしゃべっている。ハースがどんなキックをするか知りませんけど、ハットトリックがかかっているかもしれませんけどやっぱ観たいのは阿部のFK、で蹴ったのは阿部、短い助走から見事な弧を描いて大分ゴールに吸い込まれた。すげえ!さすが代表っ!お金を払って遠くまで観に来た価値あり。試合終了間際にもPKを得た市原はこの日阿部の2点目、終わってみれば4−2、見事な逆転勝ちでした。

 小さなスタジアムだけに僕の位置からは市原ベンチの動向がよく見えました。オシムは通訳を介してプレーが止まるタイミングを見計らってキャプテンの阿部によく指示を飛ばしていました。何でもこの日の市原臨海競技場は25ミリに芝を刈り込み(埼玉スタジアム2002は28ミリだそうです)さらに試合開始前には水をまきボールが走りやすいようにしてあったそうです。平均身長で市原を裕に勝る大分相手に接触プレーを避け走って走ってのスピード勝負、オシムサッカーが成功したわけですね。

 面白い試合だったのですがこの日の観客は5352人、寂しい。この日お立ち台にあがったハースは「もっとスタジアムに観に来てください!」と訴えていました。確かにあのクラブ、あのサッカーで5000人しか集まらないのはもったいないですね。たまには小さなスタジアムでゆったりと観戦、こんなのもすごく楽しいですよ。で、この日の我が浦和レッズ、ガンバ大阪相手に1−1のドロー、ついに最下位に転落した…。こりゃどっちのファンでもないのに観戦なんてしいる場合じゃねえや!「We Are Reds!」オレも応援に行かなくちゃ!

この日のベストショットは迷球魂にて

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