スタジアムに行こうっ!サッカー生観戦絶対推奨サイト スタジアムに行こうっ!サッカー観戦日記
スタジアムに行こうっ!観戦日記2005年ナビスコ杯 ジェフ千葉対ガンバ大阪
スタジアムに行こうっ!サイトマップ

2005年Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝戦
ジェフ千葉対ガンバ大阪
国立競技場 2005.11.5

 さあ今年もナビスコカップの決勝戦の時を迎えました。2002年から3年連続決勝進出と僕ら浦和サポーターからは毎年恒例だったこの決勝戦、残念ながら今年、浦和レッズは決勝進出には至らずジェフ千葉とガンバ大阪との決勝戦となりました。Jリーグ発足時の10クラブの中で、タイトルを獲得したことのないクラブがこのジェフとガンバ、どちらが勝っても初タイトルとなる一戦です。2002年から2004年まで浦和が決勝戦に進出したことで超のつくプレミアぶりでチケットゲットが熾烈を極めたこのナビスコカップ決勝戦でしたが、今年は全然そんなことはありませんでした。当日券も出ているほどで、そこまでの注目度はないかと思われたのですが、それでも試合当日には4万5千人を超える観客が集まり、国立競技場はご覧のように両サポーターで埋め尽くされました。

 試合開始は14時、そらは雲ひとつない秋晴れ、11月だっていうのに日差しが強く半そでで観戦できるような最高の天気になりました。国立のピッチの緑が眩しい。この最高の舞台に、遥遥大阪からやってきたガンバ大阪サポーター、万年観客動員数最下位という不名誉な記録を持つジェフサポーターがそれでも埋め尽くす。いい試合をしてタイトルがかかるところまで上り詰めればこれだけのサポーターたちが詰め掛けるんですね。

 試合は決勝戦にふさわしい緊迫の展開となりました。前半は両クラブとも決定機を欠くも展開は早く見ごたえは十分、どちらかというとガンバペースでしたが、どちらも失点しないを第1に試合を進めていた感がありました。両クラブとも攻撃が売り、これはこの試合は後半に動く、そんな期待が膨らむ。そんな予想は当たることなく後半に入っても緊迫の展開、流れはガンバよりに進むもジェフ千葉の堅いディフェンスが得点を許さない。

 後半に入ってからアラウージョ、大黒、フェルナンジーニョ、ガンバ大阪の自慢の攻撃陣が何度もジェフゴールを脅かすもGK立石が決してゴールをゆるさない。試合がついに動いたかと思われたのが後半ロスタイム、佐藤の左クロスに巻が飛び込み、決勝ゴールが決まった!…かに思われたが、惜しくもプッシングの判定、あれで決まっていたらドラマチックだったんですけどね。ガンバも89分に怪我から復帰の宮本を投入、試合は延長戦へ、そして120分でも決さず運命のPK戦へと。昨年に引き続きのスコアレスドローのPK戦、玄人好みの0−0のスコアもどちらも決勝戦にふさわしい戦いぶりでした。PK戦はガンバの一人目、遠藤のシュートを千葉GK立石が止めて5−4、ジェフ千葉の初優勝が決まった。

 ピッチになだれ込むジェフ千葉の選手たち、国立ホーム側に歓喜が広がる。静まり帰るアウェー側ガンバ大阪サポーター、ああ去年もこんな感じだったなぁ…。MVPは昨年と同じ、0−0の堅守をささえたジェフのGK立石だった。あのガンバの攻撃を0で抑えたんだから当然の受賞かもしれませんね。ガンバとしてはあと一歩、あと一歩で届かなかったタイトル、J発足10クラブで唯一タイトルのないクラブとなってしまいました。でも今のガンバの実力からするとタイトルも近い将来巡ってくるんじゃないでしょうか。今年のナビスコカップ、0−0となりましたが、それでも見ごたえ十分、実に楽しめる試合でした。

 さて、リーグです。決勝戦を戦うガンバ大阪はさらに天皇杯を戦ってリーグに戻ります。我が浦和レッズは十分な休養をとって試合に望める。首位ガンバと3位浦和との直接対決、浦和はこの試合で勝ち点3が取れればガンバと勝ち点で1差となる。正念場です、連戦で疲労度の高いガンバ大阪には悪いけどここはいっちょ勝たせてもらってリーグ制覇へ。この決勝戦、ガンバ大阪は実にいい試合をしました。だけどそれはそれ、12日のリーグ戦ではそこまで頑張らないでね!

この日のベストショットは迷球魂にて

スタジアムに行こうっ!>>観戦日記 スタジアムに行こうっ!サイトマップ