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スタジアムに行こうっ!蹴球狂の詩怒涛のアウェイと痛快観戦 Last up 2004.8.14
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怒涛のアウェイと痛快観戦
〜謝謝迷球〜

アジアカップ2004
日本代表対中国代表 2004.8.7

 前回、この蹴球狂の詩で13人の敵と戦わないといけないなんてなことを書きましたが、そんなハンデを乗り越えての戦い。アジアカップ2004決勝戦、中国代表対日本代表、それにしても我が国ニッポンは見事な戦いぶりでした、素直にほ褒めてあげたいですね。過去、アジアカップで日本代表は中国に負けたことがない。まぁ言っても相性のいい相手っちゃあ相手でした。正直、決勝戦は中東あたりの国とやる方がよっぽど嫌だなぁってのもあった。でも今回の中国はかつて戦ってきた中国とは訳が違う。2002年、過去ひとつの勝ち星もあげたことのないアジアの2つのホスト国が、ホームでの圧倒的12人目の選手を背に決勝トーナメントまで進んでみせた。スタジアムを360度、サポーターが取り囲むホームは選手にとって12人目以上の存在であった、それがどれだけの力になったのだろう。今回のホスト国は中国、決勝まで進み初タイトルにかける意気込み、そしてさらに歴史的因縁、半日感情そんなスパイスもプラスして決勝戦の舞台はやはり360度がまさにアウェイ、12人目、13人目の選手になろうと応援する迷魂(中国人サポーター)たち、そしてきっとその中の一部だろうと信じたいのですが悪意のこもった応援?日の丸を焼き払い、日本人サポーターに物を飛ばす連中・・。そんな360度が敵の中で戦うこととなった日本代表。望むところ!ここまでの道のり、ずっとアウェイを勝ち抜いてきた、ひどい判定ばかりだった。それでもここまで来た!怒涛のアウェイ、上等!相手が12人でも13人でもそれでもアジア王者は我が手に!

 それにしてもこのアジアカップ注目度が明らかに低い・・。っていうのも五輪と思いっきり時期がかぶっているからってのがでかい。五輪出場権を獲得したうちらからしてみれば、毎日毎日、五輪の親善試合だA代表だとわけ分からない状態だった。AFCもこの対策からってのもあって次回のアジアカップは3年後の2007年に行いまた4年後とにするって対策を決定した。今回のアジアカップ2004は最後のオリンピックイヤーの開催となる。4年前も注目度は明らかに低かった。レバノンとの時差もあって試合は深夜になったってのもあったけど、日本はアジアでは敵無しの強さを見せて決勝まで勝ち進んだ!優勝したあの時でもやっぱり注目度は低かった。まぁシドニー五輪のメンツ、高原に中村にヒデに稲本に・・今のフル代表ばっかりだもんなぁ、あのときのA代表はちょっとかわいそうでした。でも今回も前回同様明らかに注目度は低かった。アテネ五輪の若い代表が活躍する、そりゃA代表の注目も薄れるでしょう。でもこの決勝戦、中国との時差は少なく日本でもゴールデンタイムに試合が見られたってのもでかいですけど32%超えの視聴率を記録!玉田の後半終了間際の駄目押し3点目に至っては最高瞬間視聴率は40%超えとかW杯なみじゃん!大注目のイベントとなった。これは皮肉にも予選リーグ、準々決勝、準決勝でのそりゃぁひどい判定、そして半日感情剥き出しの一部中国サポーターたちの醜い行為。こいつがちょっとした国際問題にまで発展してマスコミにじゃんじゃん取り上げられまさにスパイス、おいしいそうな試合になった。そりゃみんな見ちまうって!

 なんでもね、中国には「奇跡は3度は起こらない」とかなんとかってことわざがあるんですって。で、準々決勝、準決勝と奇跡めいた勝ち方で決勝までやってきた日本になぞらえて中国人記者がジーコに詰め寄った会見があったんですよ。で、ジーコがその記者に言ったったんです。
ジーコ「奇跡は起こらない。だってここまでわれわれは奇跡なんかじゃなくって実力で勝ち進んできたんだから」
これね、ジーコの言うとおりです。日本はここまでおかしな判定とも戦ってきた。仮にまっとうな判定があったのなら奇跡めいた勝ち方になんてちっとも見えないある意味、順当に勝ったおもろくない試合を進み、この決勝の舞台に立っていたかもしれない。今思えばあのクソッタレな判定の数々も準々決勝、準決勝とそれを奇跡にみせる香辛料だったのかな?さらに旨みが増した決勝戦になったってなもんです。初タイトルを狙う圧倒的迷魂(中国人サポーター)たちの後押しを受けるホスト国中国対ここまで奇跡(にみえた)の戦いで勝ち進んできた前回チャンピオン日本、そりゃだれもかれも見ちまうって!

 で、見たでしょ?試合のこと四の五の書いても仕方ないんだけど、準々決勝、準決勝ほどじゃなかったけど、それでもやっぱひどい判定はあった。君が代は迷球たちのブーイングにかき消された。そんなでかいハンデもなぎ倒して勝った!痛快じゃなかったですか?僕はめちゃめちゃ痛快だった!感動しなかった?僕は小泉さんじゃないけど感動した!最高じゃなかった?僕はめちゃめちゃ最高だった!後半ロスタイム、玉田のダメ押し3点目が入った瞬間、スタジアムをぞろぞろと後にし出した迷球たちを見てちょっとうっかりザマアミロと・・。圧倒的怒涛のアウェイでの勝利の痛快さ、めちゃめちゃ気持ちいいですね!新しいサッカー観戦の魅力を発見させてもらいました。

 それにしても中国、選手はともかくとしてサポーターのレベルをもうちょっと向上した方がいいですね。2002年ワールドカップをベスト4まで勝ち進んだ韓国サポーターは同じアジアでもホントすばらしいサポーターの後押しを受けていた。日本は結果もベスト16と韓国に及ばなかったけどサポーターの応援でも韓国に大きく水をあけられた感じがしたものです。ただ僕ら日本サポーターの応援もそりゃいいもんですよ!中国サポーターは韓国や日本のサポーターをもうちょっとよく見たほうがいいんじゃないのか?日本と韓国はライバルで韓国からいしてみりゃやっぱり歴史的な因縁の相手です。韓国戦ではやっぱ他の国より余計に負けたくないなんて気持ちもはしる。でも僕らはプレーにブーイングや汚い野次を飛ばしても国歌斉唱の時には拍手を送るよ!2002年W杯共催を期に近くて遠い国と言われてきた韓国がずっと身近な国に感じるようになったのは僕だけだろうか?きっと勝負下着で冬ソナを見ているそこのおかんはそんなこと全く考えていないだろうけど、きっと最近の韓国ブームもその辺からやってきているのだと信じたいものです。

 今回のアジアカップ2004、歴史的な因縁もからむでしょうが、やっぱ「強い日本に早く消えてほしい」っていう憎まれ方もしていた感じがする。そんな悪意も今となっては蹴散らして優勝した日本はなんてすばらしい経験をしたんだろう。選手たちはあの怒涛のアウェイを勝ち進んでタイトルをつかみとった、いや、タイトルを守ったのです。タイトルは獲るより守る方が難しい。2006年に向けて最高のアウェイを、最高の経験をありがとう!日本人サポーターにペットボトルを投げつけ、日の丸を焼き払い、君が代をブーイングでかき消した迷球たちよ!ありがとう!謝謝っ!おかげで日本はまたひとつ階段を登ることができました!でもさ、いつか近い将来、同じアジア人としてホントに手と手を取り合って「ありがとう!」「謝謝!」っていいあえる関係が築きたいものですね。なんてね、ちょっと大人?

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